マガジンのカバー画像

企画もの

17
今まで参加させて頂いた企画の作品です
運営しているクリエイター

#秋

十六夜杯 俳句に初挑戦します

フォロワーさんの記事を見ていていつも気になっていたみんなの俳句大会さん。今回は勇気を出して参加してみることに。お手柔らかにお願いします。 待ち合わせ 俯いて見るは 初紅葉 星降る日 ベランダで飲む ミルクティー 振り向けば そっと寄り添う 赤とんぼ 締め切りぎりぎりになってしまいすみません。 よろしくお願いします!

移り変わっていく季節の中でその名前を呼べたのなら(小説)

何でも君のいうことを一つだけ叶えてあげるよ、 ある日気まぐれな彼はそう言った。 唐突なお願い事をするときには彼は大抵私を見ていない。窓の外で降り積もる落ち葉を見ながら、歌でも歌うように彼は呟いた。今は秋の終わり。それに呼応するかのように、付き合い始めてしばらく優しかった彼がなんとなく冷たくなってきたような気がしていた頃のことだった。 「この前のデートをドタキャンしたことへの償いのつもり?」 自然と語尾が強くなる。私は爪の先にきれいにトップコートを塗れてちょうど満足したと