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クイーン アリウム(Queen Allium) フェリスホイールプレス(Ferris Wheel Press)

今日は、フェリスホイールプレスから発売されているQueen Alliumというインクの紹介をします。

こちらのインクは、2022年春に発売したファッションディストラクトコレクションというシリーズの1つです。このシリーズはカナダのトロントにある歴史的なファッション地区にインスパイアされた春らしいクラシックな色合いをコンセプトにしています。

今回ご紹介するクイーンアリウムは、アリウムの花をイメージした紫色をベースに華やかなゴールドラメが入ったインクです。

ゴールドラメがたっぷりです

スパンコールやビーズのお店が並ぶトロントのクイーンストリートをコンセプトに、ファッションデザイナーのエルザ・スキャパレッリとボブ・マッキーの遊び心のあるヴィンテージの刺繡をイメージした色合いを作り上げたそうです。

Queen Allium×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。

ラメ入りインクのため文字はガラスペンを使って書きました。

アリウムはネギの花に似たまんまるな紫の花が咲く植物ですが、その名の通りアリウムの花の色にとてもよく似ているインクだと思います。特に書いた直後のインクの色が似ています。

書いてすぐは赤みのある少しだけくすんだ紫色をしています。インクが乾くと青みとくすみが強くなり、くすんだ紫色へと変化します。

Queen Allium×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもガラスペンで書いています。

こちらの紙に書くとよりくすみのある色になりました。灰色みがかなりあります。

くすみのある紫色にキラキラと金のラメが輝き美しいです。

Queen Allium×グラフィーロ・ペーパー

グラフィーロに書いたもの

グラフィーロ・ペーパーは「ぬらぬら書く」をコンセプトに作られた紙で、明瞭な文字の輪郭とぬらりとした書き心地を両立させています。

こちらもガラスペンで書きました。

こちらの紙だとインクの赤みがほんの少し強くなりました。

カナダのファッションストリートをイメージしたインクのはずですが、和の紫のようだと感じました。くすみのある色だからでしょうか。

このインクの色を見ているとアヤメの花を見ているような気持ちになります。

Queen Allium×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もガラスペンで書いています。

他の紙に書いた文字と比べてインクの色が少し鮮やかに発色しました。葡萄のような甘酸っぱさのある紫です。

インクを吸いやすい紙のためインクの色がくっきりしています。

Queen Allium×ぬりたくり絵

ぬりたくり絵に塗ったもの

ぬりたくり絵にインクを塗りました。

ぬりたくり絵は一見するとただの真っ白なインクカードですが、その紙には水を弾くインクで印刷された図案が印刷されており、上から水性の万年筆インクを塗りたくることで絵や文字が浮かび上がります。

繊細な幾何学模様を描くことで有名なたまづきさんがデザインしたカードを使用しました。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったのでかなりラフにインクを塗りました。

大きな色の揺らぎはなく、紫のグラデーションが楽しめます。

ピンクみのあるくすみ紫に金のラメが輝くゴージャスなカードになりました。

まとめ:Queen Alliumは時間経過もラメも楽しめるくすみ紫

外箱とインクの色は似ています

クイーンアリウムは時間経過での色の変化も書いた後のラメの輝きも楽しめるインクです。

ぬりたくり絵に塗ったインクの色合いとインクの外箱の色合いがかなり似ていたので、インクの外箱のデザインが気に入ればインクの色も気に入ると思います。

くすみカラーのインクが好きな方は気に入ると思いますので、機会がありましたらぜひ試してみてください。

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