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カクテルインク Ikebukuro Owl Brown

2023年4月12日追記
ぬりたくり絵にもインクを塗ってみましたので載せました。

今日は、カクテルインクのIkebukuro Owl Brownというインクの紹介をします。

イケブクロアウルブラウンは、伊東屋池袋店にて2022年4月8日から4月20日まで開催の“inkink at IKEBUKURO”というイベントに合わせて作られたインクです。

かつて池袋に生息していたといわれるフクロウをイメージしており、池や木々など自然を想像させるグリーンから時間経過でフクロウの羽のようなブラウンへ変化していくインクだそうです。

Ikebukuro Owl Brown×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をした用紙です。文字はプレジールの中字Mで書きました。

文字を書いた直後は少しくすみのある緑色をしていますが、徐々に明度の低い茶色へと変化します。

落ち着いた色合いなので、普段使いしやすい茶色インクだと思います。

暗い色のインクですが色の濃淡が現れやすいインクだと感じました。

Ikebukuro Owl Brown×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらの文字もプレジールの中字Mで書いています。

こちらの紙ではインクが乾いた後でも少し緑みのある茶色になります。

書き始めたときの緑色の名残が感じられる色です。

草木が枯れたような色をしており、ジャスミン茶の茶葉の色によく似ていると感じました。

Ikebukuro Owl Brown×グラフィーロ・ペーパー

グラフィーロに書いたもの

グラフィーロ・ペーパーは「ぬらぬら書く」をコンセプトに作られた紙で、明瞭な文字の輪郭とぬらりとした書き心地を両立させています。

こちらの文字に使用した万年筆もプレジールの中字Mです。

グラフィーロ・ペーパーに書いたときが一番インクの色が淡く発色したと感じました。

色が少し淡くなっても落ち着いた色味を保っているので、普段使いできる茶色です。

Ikebukuro Owl Brown×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字に使用した万年筆もプレジールの中字Mです。

色が濃く発色しただけではなく、字幅が細くなりました。

書き始めたときの緑があまり強く出ず、緑みのある茶色から暗い茶色へと変化します。

こちらの紙に書いたときが一番時間経過による色の変化が少ないです。

字幅が細くなりますが書いた文字の濃淡はしっかりと楽しめます。

Ikebukuro Owl Brown×ケント紙

ダイソーのケント紙(186.1g/㎡)に描いたもの

インクを筆で伸ばし、水でぼかしました。

使用した用紙は、ダイソーで売られている25枚入りの一番薄いケント紙です。

濃い部分は茶色ですが、ところどころに緑色やピンク色がにじむように現れています。

色の揺らぎが強いインクのようなので、ぼかして色塗りをすると様々な色が感じられ味わい深い色味になると思います。

Ikebukuro Owl Brown×ぬりたくり絵

ぬりたくり絵に塗ったもの

ぬりたくり絵にインクを塗りました。

ぬりたくり絵は一見すると真っ白な紙ですが、その紙には水を弾くインクで印刷された図案が印刷されており、上から水性の万年筆インクを塗りたくることで絵や文字が浮かび上がります。

繊細な幾何学模様を描くことで有名なたまづきさんがデザインしたカードを使用しました。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったのでかなりラフにインクを塗りました。

茶色と緑がせめぎ合うように現れています。水でぼかしながら塗った部分にはピンク色も出てきました。

インクをそのまま使うよりも水を少し加えながら塗ることで更に色の揺らぎが楽しめるようです。

まとめ:Ikebukuro Owl Brownは時間経過を楽しむ茶色インク

書いた人だけの特権である時間経過での色が移り変わりを楽しむことができるインクです。

普段使いもできる落ち着いた茶色ですが、色の揺らぎがあるインクなので色塗りにも向いているインクだと思います。

もし機会がありましたら試してみてください。


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