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Perfume Closet(2020/09/09)

(ぐだぐだ書いていたら一日経ってしまった)

先日届いたPerfumeのライブBDを観ていた。やっぱりめちゃくちゃ良い〜〜〜!

推しモチーフの服って実質推しそのもの

かっこよくてかわいくて最高な映像を観ながら、私は以前Perfume Closetのショップへ行ったことを思い出した。

Perfume ClosetはPerfumeのファッションプロジェクトで、楽曲やMVの世界観をもとにしたデザインの洋服やアクセサリー、その他雑貨を販売している。

以前行ったとき、わたしは従業員の方に勧められて少しだけ試着をした。でも、結局服は買わなかった。というか、買えなかった。マグカップだけ買って店を出たときの名残惜しさをまだ覚えている。

試着をするまでは、どの服もかわいくて素敵だな、高いけど1枚くらいなら……なんて思いながら見て回っていた。でも実際に試着をしてみると、なんだか我に返ったような気がした。

試着室で鏡に映るワンピースがあまりに哀れで、これはわたしの手元には迎えられない、と直感した。自分がこのかわいらしい服を着ている姿に違和感を覚えてしまってどうしようもない気持ちになった。

いつもなら着ないかわいさに怖気づいているのが外見に思いっきり滲み出ていた。身長が足りなかった。この服に釣り合う部分が自分に一箇所もないと気づいてしまって、そそくさと試着室を出た。

推しの曲がモチーフ、見かける着画も推し、自分の中でハードルが高くなりすぎていた気がする。それに気づくと、大人気アイドルと自分を比べて落ち込んでいるようで、そのおこがましさに重ねて恥ずかしくなった。

まだ推しを着られない

わたしは、どういうわたしだったらあの服を買えたのだろう。分かりやすいところだと、普段着る服の数倍値が張ったので、経済的な余裕は必要だ。

でも、それよりも必要なのはたぶん、自分に対する自信とそれを裏付ける努力だと思っている。根拠ない自信でも別にいいだろうけど、自分には難しそうなので。

健康を保ち理想の体型になるための運動、丁寧なスキンケアやヘアケア、自分の顔を少しでもマシにするメイク、姿勢や立ち居振る舞いへの気遣いなどといった努力とそれをした自分への信頼、得るのは骨が折れそうだけど、その先にあのワンピースがあるような気がする。ちょっと大げさな自覚はある。

そういうわけで、今はまだ推しそのものとも思えるようなPerfume Closetの服を着るどころか、入手すらできずにいる。いつか自信をもって袖を通せる日が来るだろうか。来たらいいな〜。こういう受動的な態度だとだめなんだろうな〜。

(ルッキズムの内面化みたいな問題も無くはない気がするけど、綺麗なものが好きなだけだし外見に関する辛辣な評価は今のところ自分にしか向けていないので、とりあえずは問題なしということにしたい)

1ツイートに圧縮すると

Perfumeの円盤めちゃくちゃ良かった。観てたらPerfume Closetのワンピースが自分に似合わなすぎてそっと置いて帰ったことを思い出してちょっとつらくなった。自分磨き的なことを頑張ったらいつか着られるんだろうか……。

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