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しなくても困らないけれど。【くーふーのふく音声】vol.1

初めまして!Quu&Fuu編集部員のりなふーです。
この度、noteで記事を書かせていただくことになりました。

わたしは、とある会社で事務をしているごくごく普通の会社員です。
もともと藤岡みなみさんのラジオリスナーでした。Quu&Fuuという新しいメディアが始まることをラジオで知り、「朝をもっと楽しくするための工夫を考える?楽しそう楽しそう!!わたしも仲間に入りたい!!」とビビビッっときて、編集長のにもふーに「何かお手伝いできることはありませんか」とメッセージを送ったことが始まりでした。
突然のメッセージにも関わらず、話を聞いてくれた編集部員のにもふーといけふーのおかげで、現在に至ります。
わたしの立ち位置は少し特殊で、Quu&Fuuの編集部員でもあり、フォロワーでもあります。
これからnoteでは、Quu&Fuuが考える朝のクフウを、いちフォロワーとして試して、その様子をお届けしていきたいと思います!
テレビの副音声のような感じで楽しんでもらえたらという思いから、【くーふーのふく音声】というタイトルになりました。
うまくいくのか、時には失敗するのか、どんな朝になってどんな気持ちになるのか…。
あたたかく見守っていただければうれしいです。

第一回は、自己紹介代わりに、朝紹介をしながら、朝のクフウについて感じたことや発見したことをお話します。よかったら、自分のいつもの朝を思い浮かべながら読んでみてください。



「朝にまつわる工夫はありますか?」と聞かれたら、多くの人が「うーん、特にないなあ」と頭をひねってしまうのではないだろうか。

ところが、そうでもないらしい。

Quu&Fuuとおささらナイトのコラボレーション企画で「朝ごはんにまつわる工夫」を募集した。
「工夫と呼べるものではないですが…」とリスナーさんが教えてくれたことが、多くの人にとって新鮮で、「知らなかった!試してみたい!」と盛り上がった。

起きて、顔を洗って、身支度をして、ごはんを食べて家を出る。
そんな当たり前にしている行動をよく観察してみたら、小さなこだわりや工夫が見つかる見つかる。
そして、新たな発見があった。

“当たり前”に五感をすませてみる

朝、目が覚めて、のそのそ起きる。
ぼーっとした頭でベッドの端に立ち、ふとんの両端を持って、ふわっと持ち上げる。
ゆったり波うったふとんがベッドの上にきれいに広がる。

「あ、これって工夫かも」

寝ぼけまなこで、からだが勝手にふとんを整えていたのは、その方が気持ちいからだ。
特に、夏のふとんは薄くて軽く、冬よりふわっとしやすいので楽しい。
一発でうまくいったら、いい朝になる予感がする。


起きて一番に、電子レンジで温めた水を飲む。
マグカップより、取っ手のない陶器のコップがいい。あたたかくなったコップを両手で包みこむと、ほっとする。
持ちやすさでいったら、取っ手がある方がいいのかもしれない。
けれど、あたたかさを手の平ぜんぶで包みたいのだ。


カラカラだった喉を潤したら、カーテンを開ける。ある程度勢いよく「シャッ!」と開けると気持ちいい。
朝のやわらかい光を浴びると、からだのスイッチが入り始める。
意識したことはなかったけれど、カーテンを開けた時から朝が始まるのかもしれない。

次はスキンケア。
少し前までは、時間の限られた朝のスキンケアは面倒で、仕方なくやっていた。

でも、ある時、指の力をふにゃ~っと抜いて手の平ぜんぶで顔を包むように化粧水をつけると気持ちいいことに気がついた。
思わず目を閉じて、心地よさに浸ってしまう。
力を抜くとこんなに違うのか~と感動。
気持ちよさが、面倒くささを上回った。

テレビで、女優の樹木希林さんが、不安になったときは自分の頭をよしよし撫でるとおっしゃっていた。
いちばん近くにいるのに、自分のからだを触ることって意外とない。
やさしく触れるとやさしい気持ちになる。

身支度を済ませたら、お楽しみの朝ごはん。
いちばん多いのがフルーツグラノーラと無調整豆乳の組み合わせ。

ザクザク、カリッ、ヌチッ。
コーンフレークに、ナッツに、かぼちゃの種に、ドライフルーツ。
いろんな食感と風味の大合唱。

グラノーラはおいしさだけでなく、ジャクジャクと噛む気持ちよさと、食感の楽しさがある。
リズムよくジャクジャクジャクと噛んでいる時間が好きだ。ちょっとずつ頭が起きてくる。

親知らずを抜いて、しばらく柔らかいものしか食べられなかったときは、分かりやすく元気が出なかった。食感がないと力が出ない。

おいしさ、手軽さ、栄養だけでなく、「気持ちいい食感」を求めて明日も私はフルーツグラノーラに豆乳を注ぐ。


食べる時の道具にこだわりがある人はいるだろうか。
グラノーラと豆乳をすくうスプーン。
我が家には、銀のスプーンと木のスプーンの2つがある。
冬は、木のスプーンを無意識に選んでいた。

冬の銀スプーンはちょっとした凶器だ。
キーンと冷えていて、口の中に入れると、「寒っ」と体が縮こまる。
木のスプーンはそれがない。
見た目もあったかさを感じるし、口あたりもやさしい。

友達にこの話をしたら、共感してくれた。
カレーは木のスプーンで食べたほうがおいしく感じる!とも言っていた。
わたしはカレーは銀スプーン派かも。
道具でおいしさが変わるっておもしろいな。

最近は朝から暑いせいか、ひんやりした銀スプーンを手に取ることが増えた。


しなくても困らないけど、したいこと

こうやって観察してみると、わたしが大事にしているのは「気持ちよさ」のようだ。

布団がくしゃっとしたままでも、朝一番に飲むのが冷たい水でも、カーテンを閉めたままでも、化粧水をパチパチと肌にたたいても、ごはんが毎日おかゆでも、困らないし、生きていける。

でも、想像してみると、なんだか物足りなさそうな顔の自分が目に浮かぶ。

「しなくても困らないけど、したいこと」が日常を彩っているのかもしれない。

それは、”カーテンを勢いよくシャッ!と開けると気持ちがいい”とか、「こんなことで?」と疑うくらい些細なことだったりする。

便利さや効率の良さや時短につながらなくても、自分が心地いいならば、それは立派な工夫だ。


自分に合った工夫は、新たに見つけなくても、何気なく自然にしていることや選んでいるものの中にひっそり隠れている。


「あなたの朝にまつわる工夫はありますか?」













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