「鎌倉殿の13人」44回感想
展開がしんどいというより、放送後のタグ検索結果がしんどくなってきた、ありです。
今回も、おつきあいくださいませ…。
第44回は「雪の鶴岡八幡宮・前編」でした。
雪の鶴岡八幡宮回までに書き上げて載せなきゃ!と、短編小説をアップしましたが…今回は決定的場面はありませんでした…
【しばし、小説のセルフライナーノーツ】
「鎌倉殿~」タグタイムラインでちょいちょい見かけた「北条泰時は、源頼朝の「御落胤」ではないか」話(1979年大河ドラマ「草燃える」の泰時は、それとなくそういう設定だったそうですが)+「実朝の、乳母子・阿野時元への冷たい態度」から発想しました。
所謂「ワンカット長回し」小説です。
実朝も泰時も、官位を書いていないのは、どの時期の話かをぼかすためだったりします。(どの時期の話かは、御想像にお任せします)
しかし、小説は難しい…セリフの間を埋めるのに、どうしてもギクシャクしてしまう…「地の文」だけが浮いてしまって、滑らかな入り方が、どうしてもできないのです。
誰かに読んでいただいて指摘していただければ、それが一番良いのですが、今の私には読んでいただける方がいない…。
私は、小説よりもシナリオの方が向いているのかもしれないけれども、どう書けばよいか分からないし、演劇や映画に疎い(と言うか、作品や役者さんを見る目が絶望的にない)ので、本格的なものを書けないでいる…
(しかし、noteでとある賞への応募を考えていたりする無謀な人間です)
…本題に戻ります。
今回のタグタイムライン感想では「実朝が無能に書かれていて不満だ💢新しい実朝像じゃないじゃない」みたいなのをおびただしい量見ましたが。
実朝は「何も変わっていない」し、それ故に「滅びの道」をゆくのだなというのが、私の感想。
北条時政も和田義盛も、「変わらなかった」からこそ、鎌倉から排除されてしまった訳ですが。
何なら、「鎌倉殿~」に限らず、三谷幸喜さん脚本の大河ドラマは「変化に取り残された者は消えるしかない」(「新選組!」の新選組しかり、「真田丸」の武田や後北条や大坂城の牢人達しかり)が根底にあるので、「変わらなかった」人間が消されてしまうのは「宿命」ともいえるのです。
それとは別に、実朝に「あちゃー」と思ったのが、こちら。
実母・政子は、実朝が正室の千世さんと子をなさないのを察して、敢えてなにも言わず見守っていましたが、乳母・実衣さんは「諦めてはなりませぬ!私や尼御台に孫の顔を見せたいとは思わないのですか!?」とか、毎日のように言っていたのだろうなぁ…。
実朝は、愚かでも暗君でもない。
しかし、「言ってはいけない場面で」「言ってはいけない人に」「言ってはならない事を言ってしまう」のは、上に立つ者としてまずい訳です。
曲がりなりにも、15年以上未熟な自分のことを支えてくれた北条義時(黒執権)に、「(親王将軍の今後も見据えて)いずれ京に幕府を移すつもり」と言ったら、そりゃ見限りますよ。
黒執権は、頼朝や坂東武者たちのおびただしい屍の上に鎌倉があることを自覚して、だからこそ「朝廷から必要以上に干渉されない(その範囲ならば、朝廷とも友好関係をもつ)武士の世」を作ろうとしていたけれど(そして、それが自分の生前には完成しないであろうことも感じていた)、幕府が京へ移っては、平家が栄華を誇っていた裏で源氏や坂東武者たちが虐げられていた初回に逆戻りしてしまう。
てか仲章、「俺が執権になっちゃおっかなー♪」って、執権の座を狙った源氏の血をひく者・平賀朝雅がどういう結末になったのか、覚えていないのかよ…。
(執権は、親王や摂関家でもなれる可能性のある鎌倉殿以上に「坂東武者の総意」が重要)
※この日の「鎌倉殿~」直前にやっていた「ダーウィンが来た!」はニホンミツバチ特集で、ミツバチを襲いにやってきたスズメバチを、大量の「働きミツバチ」が命を削って取り囲んで「蒸し殺し」にして、巣を守る…という話がありました
そして、「当事者」であった私の素朴な疑問。
その後のトークショーで、あのザンバラは「ストレスによるもの(アレより短いと、現代人になってしまうので、やむなく)」と明かされましたね(^^;
(私は、2、3年で元の長さに戻りました)
そして、いよいよ次回が「雪の鶴岡八幡宮・完結編」。
歴史的事実は知っていますが、どんな「結末」になるのかが楽しみです。怖くもありますが…
体調が思わしくなくて、他にも書きたいことがあったのに、書ききれなかった…。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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