さよならハードルをぶち上げたい

大切な男友達がいる。その人に対する正直な感情を置いておこう。腐敗するかもしれないし発酵するかもしれない。発酵であることを願うよ。

要は、あなたとさよならするときにあなたが乗り越えなきゃいけないハードルをぶち上げたい、のだ。
こ、怖ぇと自分でも思うが、本心なのだから仕方がない。

今は友人関係なのだが、それだと彼に恋人ができたときに「じゃあね、恋人を悲しませたくないからバイバイ」と一方的に言われて終了なのである。恋人と別れた暁には「またよろしくね」と軽々しく言われる可能性すら存在しうるのである。

そんなの嫌だ。

せめて、私に対して「離れてください」と言う覚悟、離れたからにはもう二度と互いの人生に干渉できなくなっても仕方がないとする覚悟を持ってほしい。

とはいえ、上記の状態は、友人関係にある者が望めることではない。じゃあ、それを望んでも不思議でないと本人及び周囲から認められるのはどういう立場の人間か。

え、恋人じゃない?まごうことなき「恋人」じゃない??

この結論に辿り着いてしまったのである。
さよならハードルをぶち上げるがために私は彼の恋人になりたいのだ。そしてあながち、間違いではないと思う。

とにかく、彼の受験生生活が終了したら話し合う機会をもらおう。そう決心する私であった。

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