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誹謗中傷を受けて皆様へお伝えしたいこと

この件に向き合うにあたり、共同代表を退いた経緯や会の運営に携わった当時のことを振り返って皆様にお伝えしたいことがいつくかあります。


はじめにこの文章を書こうと思った時は、誹謗中傷に対する「反論」いわば憤りの感情がほとんどを占めていました。ですが、こうやって振り返ってみたときに、今一番伝えたいことは、皆様へのお詫びです。


信頼しご寄付をしてくださった方、署名をしてくださった方に対して、私は退会を伝える投稿で一言も「お詫び」をしていませんでした。

その点も含めて、改めて、役割を全うできずまたその経緯をきちんとご報告できなかったことについてお詫びいたします。


私は、兼ねてからコロナ後遺症の患者が置かれた現状を変えたいと思っていました。すでにXを退会された数名の方々と共にchange.orgの署名文を作成し、あともう一歩というところで体調悪化によって断念せざるを得ず立ち消えとなった苦い経験もありました。そんな折、親しく交流を続けてきたNadiaさんが引用リツイートで呼びかけられていたのを目にし、昨年末に議員要請行動へ参加、そのまま会の発足となり、共同代表の立場で活動に参加してきました。

寝たきりの時にはできなかったこと、その後もやりきれなかったことが多々あり、少し動けるようになった今、会の活動の一旦を担うことができたら、という思いで参加していました。



◉私たち共同代表3名が同時に退会した経緯


活動内容に関していくつか意見の相違があり、互いに意見を交わす最中、突然、会の中心的な人物より「退会します」「退会希望です」と一方的に宣言があり、その方は退会されるという事が2月末にありました。


残った共同代表は、力を合わせ、会の活動を継続するつもりでおりました。

しかし、その数日後、「退会宣言」をされたご本人が会のアカウントを使用しスペースを開催していることを知りました。退会後に会のアカウントを使用する、というあまりの非常識さに大変驚かされました。議題の共有はもちろん、会の呼びかけによってスペースを開催することも、一切何も当時の共同代表には知らされていませんでした。この点について、顧問弁護士へ問い合わせましたが、納得いく返答ではありませんでした。


その後も、公に呼びかけ街頭署名活動も行われておりました。この件についても日程含め一切何も知らされておりませんでした。

この街頭署名活動については、いくつかの懸念事項から共同代表間で賛否が分かれており、話し合いが必要との認識を持っておりました。しかし、合意形成のないまま、「会」として呼びかけ、実施されました。

さらに、後遺症治療の第一線に立つ医師(当時はコロナ罹患後間もない状態)へも呼びかけが行われていましたが、こういった経緯含め、「共同代表間で賛否があったこと」ご本人が「退会した」という事実は一切伝えられていませんでした。


こういった事が次々起こる中、外部交渉やメディア対応等、「退会希望」と告げた方が主に担っていた部分に関して、情報や経過の引き継ぎ等も一切なされませんでした。


3月初旬のこの時期、厚労省との協議を目前に控える中、時間的余裕はなく対応を迫られておりました。会の中で中心的に外部との交渉等を担ってこられた方が「退会」を宣言し、かつ一切の引き継ぎがなされないことは、活動遂行に明らかに支障がありました。私自身が役割分担していた各国の資料作成や後遺症患者の方複数名へのヒアリング、そのまとめ等々、各種資料は期日に間に合わせるよう必死で作成しておりました。それなのに、なぜ、平和的・常識的に引き継ぎがなされないのか、分かりませんでした。

それでも、なんとか方法を見出そうと元共同代表3名で話し合いを重ねました。何度か話し合った結果、後遺症患者全体にとって何が一番良いのか?という観点から、私たちが身を引く形であれば、厚労省はじめ対外交渉の局面で余計な支障を出さずに済むと考え、当時の共同代表3名の最終的な意見の一致を持って、3月初旬、会の共同代表を退くこととなったのでした。


先に記したとおり、ここに至るまでには少なからず憤りも抱えておりましたが、退任を決心した時点では全てのわだかまりを捨て、会の活動が後遺症患者全体のためになるよう、今後も見守り応援していきたいという気持ちしかありませんでした。

ところが、4月初旬頃(もう少し前からだったかもしれません)から、元共同代表であった私たちに向けたものと思われる誹謗中傷の数々をX上で目にするようになりました。

退会時には、会の顧問弁護士を通じて互いに個人的見解による誹謗中傷しない約束を交わしておりました。しかしそれが一方的に反故にされました。

その全てが、被害的であり、かつ事実を歪曲化しており、非常に不快感を覚えました。中には、酷い人格否定にあたる表現も含まれており、独善的な事実認定のなされ方に、非常に心を痛めておりました。なぜ、そのような投稿が突然始まり、謂れのない誹謗中傷を受けなければいけないのか?全く理解に苦しみました。しかし、もう関わりのないものと自分を落ち着かせ、なるべく気にせず意識的に感知しないようにしておりました。

しかし、そのような投稿はその後も断続的に続き、一向に止む気配がありませんでした。最終的には、固定ポストに私たちへ向けた誹謗中傷が掲載され続けました。(※6月7日時点で本人によって削除されております。)


事実と異なる投稿、誹謗中傷によって私たちは皆、心身へのダメージを受けました。

私自身、こういった精神的ストレスは症状を一気に悪化させることを、改めて体感しております。順調だった常勤復帰のプログラムも、一旦、後戻りせざるを得ない状態となっています。



流石に、もはや沈黙を貫くのが得策とは思えませんでした。会の顧問弁護士への訴えが妥当だと考えこの件について訴えました。非常に心を痛めている点についてもお伝えしましたが、真摯に取り合っていただける様子はなく、話し合いができませんでした。

こういった経緯を受け、散々悩んだ挙句、これは個人に対する名誉毀損の問題のみならず、公益性の高い活動に関わった者としての責任の持ち方の問題でもあるという考えに至りました。共同代表を退き退会したとは言え、信頼を寄せて活動を応援してくださった方々に対する責任だと思い、このような投稿を決心いたしました。


誰か個人を誹謗中傷するためではなく、またそのような意図も持っていません。


会の活動の目的の一つに、多くの患者が横のつながりをもち、一人ではないと感じ救われる思いになることも大切な目的の一つだと思ってきました。だからこそ、同じ患者に対し誹謗中傷を浴びせるような展開は、本来の目的から大きくは外れるものだと思っています。

長文にお付き合いいただき、心より感謝いたします。