018.【シンデレラ】うら若き女達のアツい闘いを知っているか。3度目を迎えた若手女流の祭典を素人目線ながら予想してみる【ファイト】
※この記事は、麻雀の知識がないとわからない話が含まれます。ご了承の上ご覧ください。
※この記事には、あくまでいちファンの予想と価値観が多分に含まれます。的外れなことを申し上げる可能性もありますので、暖かい目でご覧いただければ幸いです。
どうも、風茶でございます。
Mリーグが終わり、麻雀界隈は落ち着きを見せ……るわけもなく。
Mトーナメントや最強戦もアツい闘いが続いています。
Mリーグを皮切りに麻雀の放送対局も増え、いち競技としての麻雀というものが、少しずつながら広まっていってるなと感じます。
Mリーグなどの放送対局を目にする機会も増え、露出が増えたことで麻雀プロになる人物が男女ともに増えてきたのも、SNSを中心に目立つようになってきたと感じます。
業界の成長という意味では良いことです。今後の麻雀業界は、どうやって業界自体のイメージアップに努めていくのかに加え、業界に入ったプロたちをどう育てていくのか、というステップに足を踏み入れているように思います。
俗に若手と呼ばれるプロが毎年のように増える昨今では、年齢や性別、プロとしての経験や年数も問わず、様々なプロの対局が我々の目に届く環境が整いつつあります。
めそんな中で、今回で3回目を迎える若手女流プロの大会が、本日(2024年6月28日)より開催されるのをご存知でしょうか。
その名を『シンデレラファイト』といいます。
条件は7年目までの女流プロで、麻雀プロ団体主催のタイトルを獲得していないこと(新人戦は含まない)。そして過去の優勝者も出場権はありません。
団体の縛り等はなく、Mリーガーをはじめとしたトッププロがゲスト解説に招かれることもあり、若手女流プロにとっては登竜門的な存在となりつつあります。
この大会の大きな特徴は『ラスを引いた瞬間脱落』というルール。
ファイナルは2半荘のポイント合計になりますが、セミファイナルまでは圧倒的にラス回避力が問われます。
※厳密には2組半荘を行い、各卓トップは次のステージへ進出し、ラスは脱落。各卓2着3着のメンバーでもう一度半荘を行い、こちらは連対すれば通過、逆連対の2人が脱落。
結果、その日登場した8人のうち4人が次のステージへ通過する、という感じのシステムです。
僕個人としては昨年度の『シーズン2』から観させていただきましたが、名の知れたプロであろうとなかろうと、毎試合脱落者の出るシステムの中でバチバチに闘う姿には心打たれました。
今年『シーズン3』を迎えるこの大会。
Mリーグのオフシーズンとなるこの時期に、新たなるシンデレラとしてその名を轟かせるのは誰か。
今回はここでシーズン3の個人的な優勝候補を大胆(?)予想してみます。
※以下敬称を略させていただきます。ご了承ください。
✨大本命✨(1名)
丸山奏子(最高位戦)
知名度で言えば完全優勝レベルの方が約1名いらっしゃいました。(笑)
やはりこの人の名を挙げない訳にはいかないでしょう。
元Mリーガー。
これだけでインパクトは絶大ですが、第9回てんパイクイーンを優勝し、自団体の女流リーグでAリーグにまで上り詰め、先日の麻雀最強戦でもファイナル進出を決めた『ドリブンズ仕込み』の実力は、その成長曲線を努力に基づいて辿ってきた証でしょう。
もちろん麻雀ですから、不運なラスを引く可能性もありますが、それでも期待値はダントツといって差し支えないでしょう。
「誰がまるこを止めるのか」
それとも、
「そのまま頂点まで突き抜けるのか」
彼女にとっては最初で最後のシンデレラファイトの舞台。どのような輝きを放つのか、楽しみでなりません。
✨本命✨(1名)
廣岡璃奈(連盟)
可愛らしい見た目、愛らしい声とキャラクター…しかし油断すると、こと麻雀においては痛い目をみます。
このお方、連盟の30歳以下の女流プロで争われる『桜蕾戦』の3代目優勝者で、また自団体の女流リーグ『女流桜花』のAリーグにも所属する紛うことなき強者です。
シーズン2では優勝候補の一角に数えられながらラウンド8で敗退。ほぼ避けられぬであろう放銃が響いた形での敗退であり、その内容は、試合後の『反省会』で解説の綱川隆晃プロが反省点を問われた瞬間に「(反省点は)ない!」と言い切るほどでした。
その強さは昨年の時点でしっかり見せましたし、実力も実績も充分。今年も優勝候補といっていいでしょう。
✨対抗✨(2名)
木下遥(連盟)
シーズン2は予選から本戦ファイナルまで上り詰め、準優勝ながら、最後まで2代目シンデレラ・新榮有理と激戦を繰り広げました。
もちろん昨年準優勝だから今年も、といかないのが麻雀ではありますが、シンデレラファイトのシステムで一番長く生き残ったのは事実。
先日行われた『パイレーツトレジャーハント』でも選出を受けて出場しています。トッププロも注目する逸材が今年も目の前の相手を薙ぎ倒し、頂点まで辿り着く可能性は決して低くありません。
川上レイ(連盟)
前回は予選ファイナルで一度は敗退も、辞退者が出たことで繰り上がりで本戦へ。するとチャンスとばかりにラウンド16まで快進撃を続けました。しかしそれだけであれば今年ももしかしたら上位にはくるかも、くらいの印象だったはずですが……
つい先日、『麻雀女流リーグ2024』個人戦にて優勝。タイトルホルダーとなったとなれば話は変わります。
その美貌に目がいきがちですが、この優勝で実力も証明した形になりました。
今年は満を持して本戦からの登場。旋風を巻き起こせるでしょうか。
この他にも第1回準優勝の陽南まこ(協会)、前回ラウンド8進出の成海有紗(協会)、彩世来夏(RMU)、梶田琴理(最高位戦)らも昨年のリベンジに燃えていることでしょう。
あるいは今回躍進をとげ一気に名を馳せる新勢力が現れるかもしれません。
麻雀はいわゆる『ジャイアントキリング』が起こりやすい競技です。極端な話、さっきまで全然あがれずに逆連対に沈んだ人が、同じメンツで行った次の一戦で大トップをとる、なんてことも普通に起こります。
そういう意味では先の読めないドラマが待っているといえます。幸運な勝利も、理不尽な負けも誰に訪れるか、オーラスが終わり順位が確定するまでわからない。
それもまたこの大会の楽しみ方のひとつといっていいでしょう。
◎おわりに
僕がこの大会に注目するのは理由が……
ないっす。(笑)
あえて言うなら、たまたま前回、僕が初めてノーレートフリーの雀荘に足を踏み入れた際にゲストで来られてたプロが協会の音無愛音プロだったのですが、彼女がシンデレラファイトに参加してて、さらに予選を突破したと知って、放送対局だった予選ファイナルを見たのが始まりです。
ちなみにこんな人です。
いや、顔見えへんし。
彼女は前回が最初で最後のチャンスでしたが、見事予選は突破したものの本戦ラウンド16に進めず敗退という結果でした。
しかしここで音無プロも含めた女流プロたちのアツい闘いを目にしたことで、Mリーグのオフシーズンでも麻雀を楽しめるコンテンツが増えたのは、本当にありがたかったです。
さあ、今年はどんなドラマが待っているか。
上記で名を挙げさせていただいた丸山プロと川上プロが激突するなど、初日から目が離せません。
実績組が安定した結果を残すのか。あるいは新鋭の進撃があるのか。
本日夕方の開幕が楽しみです。
それでは。
◎おまけ
「コンニチハ、ミナサンミテクレマスヨネ?(凝視)」
小西プロ、今年も期待してます(笑)
ファイナル行ったら本当にヘリウムガス持ってくるんかなぁ……?
※なおこの方は女流随一レベルのイケメンです←