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Digital in 2017 @Vietnam/ベトナムのインターネット市場

2017年1月に公表されたWe are socialの内容をベトナムだけピックアップしてまとめてみました。

近年ベトナムが注目される中、実際のインターネット市場ってどうなの、と気になっている方も多いようなので、概要を記載しています。

◆概要◆

●ベトナムの総人口:9,493万人

ベトナムの総インターネットユーザー数:5,005万人

->ベトナム人の半数(約53%)がインターネットを利用しています。

ソーシャルメディア利用ユーザー数:4,600万人

->インターネットユーザーの約92%がソーシャルメディアを活用しています。

携帯電話の契約件数:1億2470万件

->人口に対して131%の契約者数。2台持ち、会社用など使い分けている方が多いようです。

●モバイルからソーシャルにアクセスしているユーザー:4,100万人

->ソーシャルメディアユーザーの89%がモバイルからアクセスしています。

◆vs 2016

●ベトナム総インターネットユーザー:6%増加(300万人増加)

●ソーシャルメディア利用ユーザー数:31%増加(1,100万人増加)

●携帯電話の契約件数:1億2470万件:13%減少(1,800万人減少)

●モバイルからソーシャルにアクセスしているユーザー:41%増加(1,200万人増加)

従来型の携帯電話の解約率が上がっているので携帯電話の契約件数が減少しています。

ベトナム全体でのインターネットユーザーは未だに右肩上がりですが、vs2015 の2016年ユーザー増加率は10%だったため、vs 2016の2017年増加率は減少気味になってきていますね。


ではベトナムインターネット利用者をデバイス別に見ていきましょう。

◆デバイス別◆

まだ従来型の携帯電話(any type)の需要は大きいようです。

%は現状各デバイスを利用している大人を対象としているので、

ベトナム総インターネットユーザーに対して、ではないようですが、スマートフォンの利用率がデスクトップより高いことがわかります。

日本ではテレビ離れ、など言われているようですが、ベトナムではまだ1家に1台テレビという時代のようです。

※余談ですが、ベトナムのテレビチャンネルは80ほどあります。

日本の約4倍!?テレビ事情についても今後まとめます。

◆ベトナム人のインターネット利用時間◆

ベトナムではソーシャルメディアが盛んなイメージある方が多いと思いますが、ベトナムでは1日に約2時間39分ソーシャルメディアを楽しんでいます。

ちなみに東南アジア他国と比較してみると、

インドネシア:3時間16分(Youtube/Facebook/Instagram/Twitterの順) 

マレーシア:3時間19分(Youtube/Facebook/Instagram/Googleの順)

フィリピン:4時間17分(Facebook/Youtube/Twitter/Googleの順)

シンガポール:2時間7分(Youtube/Facebook/Instagram/Twitterの順)

タイ:2時間48分(Facebook/Youtube/Instagram/Google+の順)

ちなみに日本は21分(2016年データ)だそうです。

東南アジアの利用時間長すぎですね。

とにかくFacebookとYoutubeにやられてます。

フィリピンの4時間は圧倒的な長さで国民性でてるなーと思いました。

必ずではないけれども、やっぱりソーシャルメディアへの接触時間が少ない国は真面目、先進国、というイメージです。この中で比較するとベトナムはタイ、シンガポールと並んでいるので、いいバランスではないでしょうか。


しかもアクセス頻度はほぼ毎日が87%なので、根強いアクティブユーザーが多いですね。

パソコン、スマートフォンをもっている方は87%が毎日アクセスし、

パソコンでは6時間以上、スマートフォンでは2時間以上過ごしているということになります。パソコンを使う仕事も増えてきていることも影響しているかと思います。

みんなそんな長時間何しているの?ということですが、

スマートフォンではメールチェックや検索、音楽を聞いたり。

Youtubeの閲覧はどこに含まれているのか分からないのですが、ベトナムでのYoutube視聴時間が長いことで、世界TOP10入りしたことは2015年時点でGoogleが公開しています。参照ニュース->こちら

ソーシャルメディア、Youtubeはデジタルプロモーションをする上で欠かせない重要な媒体になっています。

この数字を都市別でみてみると、恐らくホーチミン、ハノイ、ダナンに集中していることは間違いありません。

プロモーションを実施するときはターゲットユーザーが都市部ユーザーなのか、郊外ユーザーなのかで使用媒体はもちろん変わってきますし、同じ方法でプロモーションしていたのでは声の届き方が全く違います。

郊外では未だに紙のチラシやポスティングをしている地域もたくさんあります。

ただ間違いなく言えるのは、デジタル市場は大きくなり、広告の配信精度はほぼ日本と相違ないということです。

むしろ動画市場に関してはベトナムのほうが積極的な気がしています。










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