5年ぶりに後輩と再会/2才のコミュ力

朝6時半。隣で目覚めた長男がパッとわたしの方を向いて「まま!おはようのちゅーしようよ!」と大きな声で話しかけてきた。
少々面食らいつつも、かわいくて朝から吹き出してしまう。おはようのちゅーなんてどこで覚えたのだろう。

起き上がれずに布団の中でぐずぐずしていると、子どもたちがギャーギャーと騒ぐ声がした。
見ると次男が長男の遊びを邪魔していて、それに怒った長男が次男を叩いたり突き飛ばしたりしている様子。

次男はまったく動じずにちょっかいを出し続けているし、親はそのまま見守るのが正解だろうと思いつつ「叩かない!やめなさい!」とつい長男を叱ってしまった。

先に仕掛けたのはおそらく次男なのに、長男だけが注意されるのは理不尽だよな、とは分かっている。一方で、1才と2才では体格差があるし、次男が怪我をするのは避けたいと思うとついつい怒ってしまう。こういうときの対処法の正解がいつも分からない。

朝食後、「トイレ行く!」と言ってトイレにこもった長男。わたしもバタバタしているので好きにさせておく。

しばらくすると「うんちでたー!」と言って出てきた。確認すると本当にうんちができていて、オムツの卒業が近づいていると感じる。

面倒なのでトイレトレーニングのトの字もしていないけど、たまに自分でトイレに行って用を足してくることがある。これはきっと保育園のおかげ。

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2人を保育園に送り届けたあとははるばる東京駅へ。前職の後輩と5年ぶりくらいの再会を果たす。2人で会うのは初めてなのに、あっという間に3時間も喋っていた。

後輩もたくさん喋ってくれた上に「話してたら仕事をするのが楽しみになってきた!」「気を遣わなくてほんとうに楽でした!」と言ってくれてうれしい気持ちに。

年齢や子どもの有無、仕事をしているかなど相手と状況が違うとついつい変に遠慮してしまうけど、お互いにたくさん喋った方が話題も広がるし相手も楽しいよなーと考える。

もちろんお互いに配慮は必要だけれど、興味を持って接してくれる相手にはもっとオープンに会話をしていこうと決める。

帰り道、SNSを開くと別の後輩から仕事絡みの連絡が来ていた。もう数年会っていないのに、また仕事で関わりたいと思ってくれる人がいることはとてもありがたいこと。

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16時頃に帰宅。急いで着替えて保育園へお迎えに行った。晴れの日はお友達と公園に行ってから帰るのがルーティーンなので、今日も公園に行く。ママ友と一緒に走り回って男児4人を遊ばせる時間がわたしは結構好き。

アリやダンゴムシの赤ちゃんを触ったり、草を引っこ抜いたり、石を拾って集めたり、土手を登ったり。今日もとても楽しそうで健やかな時間。

17時を知らせる鐘が鳴って帰宅。
ドクダミの臭いがこびりついた子どもたちをお風呂に入れ、夕飯の支度に取り掛かる。

わたしが料理をしているあいだ、長男はキッチンの流し台で食器や野菜をじゃぶじゃぶし、次男は冷凍庫から冷凍ご飯を出して遊んでいた。

テレビが壊れてしまったのに、新しいものも買わず修理もせずにいるので、テレビに頼らない生活を数ヶ月している。
子どもが好き勝手に遊ぶので家は散らかるし兄弟喧嘩も増えるけど、意外となんとかなっている。

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就寝前、疲れて不機嫌な子どもたちにわたしまでイライラして怒ってしまう。

お布団の中で、長男が「ママ、小さい声で言って欲しかった」と言った。

この前も怒ったあとに「ママ、優しく言って欲しかった」「長男くん悲しい気持ちになった」と伝えてくれたことがある。

怒られたことに不貞腐れもせず、取り乱しもせず、怒ったわたしを責めることもせず、自分の気持ちをしっかり伝えられる彼は2才にしてわたしよりもコミュ力が高い。

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