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雑誌について

コンビニの雑誌の返品率は8割に達していると聞いたことがあります。夕方になるとスーツを着たサラリーマンたちがコンビニで立ち読みしている姿をよく見かけます。コンビニの雑誌の陳列棚は窓側に置かれていますが、それはコンビニが始まった当初から、外から眺めた時、お客さんがたくさん入っているように見せるためです。その目的もいまや機能していないし、このコロナ渦になか感染防止を理由に立ち読みを禁じているコンビニがほとんどになりました。

雑誌に関しては、広告料が入るということで、出版社さんに取っては大事な財源なのかもしれません。しかし、8割が返本され、それらはもれなく捨てられ燃やされる運命にあります。専門的な雑誌はそれなりに需要があり、マニアの方には大変重要な情報源になるでしょう。ならば雑誌は書籍扱いにして、定期購読や客注に答えるという形が良いのではないかと思います。

コンビニの雑誌の取り扱いは、もう客集めの役割を終えています。毎朝入荷する雑誌の梱包をとき、毎日また大量の雑誌を返品する。これこそ出版界の一大問題だと思いますが、如何に?

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