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2022フランス大統領選で、マクロンとルペンどちらが当選するか予測(2022/04/15)

2022/04/15 時点の結論


マクロンとルペンは、接戦(大接戦ではない)
ただし、フランス国民の熱量ではルペンが上です。
と、いっても全体としては冷めてます。

背景

「エリート」然としたマクロン大統領に対する庶民の感情的な反発は強いのは確かです。

Plus tu es pauvre, plus tu votes #Mélenchon ou #LePen. Plus tu es riche, plus tu votes #Macron !

貧しいほど、#Mélenchon(メランション
:3位の候補)または#LePenに投票します。あなたが金持ちであるほど、あなたは#Macronに投票します!

#NiMacron #NiLePen Le pire et le pire il n'y a aucune différence Mais le pire va s'amplifier .

#NiMacron #NiLePen 最悪と最悪の違いはありませんが、最悪は増加します



ルペンが追い上げてきている一方で、政策評価は悪くないのにマクロン政権の人気が浮上しない原因はマクロンその人にあります。

フランスには「エリート」対「庶民」という対立構造があります。

https://webronza.asahi.com/politics/articles/2022041300003.html?page=4


1. 弊社予想(2022/04/15 時点)

2022 フランス大統領選は、マクロン大統領と国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏との決選投票となると分析し、解析を続けています。2022/04/15 時点の結論では、マクロンとルペンは、接戦(大接戦ではない)であること。ただし、熱量では本日時点ではマクロンが上、というのが結論です。

なお、ウクライナ戦争は争点になっていません。ロシア侵略に反対は両陣営とも同じであるためです。

熱量分析:波形が大きくかつ激しいほうが強いと見ます。
感情分析:好き・嫌いの2択 上限値を見ます

青:マクロン大統領
白:ルペン候補

2.詳細 マクロン大統領

熱量分析:波形が大きくかつ激しいほうが強い

マクロン大統領は若干強くなっています。つまり、マクロン大統領にフランス国民は冷めているので陣営が力を入れ始めた、ということです。

感情分析:好き・嫌いの2択 

好き・きらいという感情に準拠した数値です。
0.7(オッズ)とはいう嫌いではない、という程度の消極的賛同です。

3.詳細 ルペン候補

熱量分析:波形が大きくかつ激しいほうが比較的強い

ルペン候補のほうが、マクロン大統領に若干弱い、しかし動きがある。つまり、ルペン候補のほうに好き嫌いはともかく、フランス国民は熱意を持っている、ということです。

感情分析:好き・嫌いの2択 

マクロン大統領(オッズ比:0.86)
好き・きらいという感情に準拠した数値です。ルペン候補が好きが上(オッズ:0.6)で、マクロン大統領(オッズ:0.7)より若干下回っていることが確認できます。

オッズ比:ある事象の発生に対し(この場合、フランス大統領選に当選する)、どれがより強く関連しているのか(つまり、だれが当選するか)比較をしたい場合、使うのがオッズ比です。

この場合のオッズ比の見方:1を基準として1から離れているほど結果に対して原因が強く影響する、と判断します。

追記:

くわしくは下記


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