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エヌビディアの決算 AIマーチは続く

エヌビディア、第1四半期決算とガイダンスが予想を上回り増益、10対1の分割を発表

エヌビディア(NVDA)は、ウォール街の予想を上回る四半期決算とガイダンスを発表し、10対1の株式分割を発表した。
・第1四半期の非GAAPベースのEPSは$6.12で$0.54上回る。
・売上高260.4億ドル(前年同期比262.2%増)、14.5億ドル上回る。
アナリストらは、当四半期の収益が$245.9億ドルで、一株当たり利益が$5.58ドルになると予想していた。
・ 四半期のデータセンター売上高は予想を大きく上回り、226億ドルで、第4四半期比23%増、前年同期比427%増と過去最高を記録。ゲームの売上高は前年同期比18%増の26億ドルとなり、予想とほぼ一致した。自動車部門の売上は3億2900万ドル、プロフェッショナル・ビジュアライゼーションの売上は前年同期比45%増の4億2700万ドルであった。総売上額は前年同期比427%増となった。
・調整後の粗利益率は78.9%であった。
・2024年6月7日付で1株につき10株の株式分割を実施
・分割後の四半期現金配当を150%増の1株当たり0.01ドルに増額。


第2四半期の見通し(ガイダンス)
・売上高はコンセンサス268.4億ドルに対し、プラスマイナス2%の280億ドルを見込む
GAAPベースの売上総利益率は74.8%非GAAPベースの売上総利益率は75.5%(プラスマイナス50bp)を見込む。通期の売上総利益率は70%台半ばとなる見込みである。
・GAAP基準の営業費用は約40億ドル、非GAAP基準の営業費用は約28億ドルとなる見込みである。通年の営業費用は40%台前半の伸びが見込まれる。
・GAAP基準および非GAAP基準のその他の収益および費用は、非関連投資からの損益を除き、約3億ドルの収益となる見込みである。
・GAAPおよび非GAAPベースの税率は、個別項目を除き、プラスマイナス1%の17%となる見込みである。

エヌビディアの創業者兼CEOであるジェンセン・フアン氏は、
「次の産業革命が始まっています。企業や各国はエヌビディアと提携し、1兆ドル規模の従来のデータセンターをアクセラレーテッド・コンピューティングに移行させ、新しいタイプのデータセンター(AI工場)を建設して、新しい商品である人工知能を生産しようとしています。AIは、ほぼすべての産業に大幅な生産性向上をもたらし、企業が収益機会を拡大すると同時に、コスト効率とエネルギー効率を高めるのに役立つでしょう。」 と述べた。

NVDAは、引け後の取引で、$1004.71(+5.81%)まで上昇したが、翌日には、株式市場全体が下げる中、$1037.99(+9.32%)まで上昇した。

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