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米国株 まとめ 6月30日: 良好なインフレ指標を受けて株価が上昇 *備忘録*


S&P500指数(SPY)は+1.23%、ダウ工業株指数(DIA)は+0.84%、ナスダック100指数(QQQ)は+1.60%上昇。

麻発表されたPCEデフレーターが穏やかな好結果であったため、株価は上昇した。 また、金曜日のミシガン大学消費者態度指数が+0.5ポイント上方修正され、4ヶ月ぶりの高水準となったことも株価を下支えした。
金曜日に連邦最高裁判所がバイデン大統領の学生ローン免除計画を打ち消したが、これは10月に学生ローンの支払いが再開される個人消費にとってマイナス要因だ。
5月PCEデフレーター(FRBが推奨するインフレ指標)は、前月比+0.1%、前年同月比+3.8%上昇し、市場予想と一致した。5月のコアPCEデフレーターは前月比+0.3%上昇し、市場予想と一致したが、前年同月比では+4.6%上昇し、市場予想の+4.7%より若干弱かった。
ヘッドライン・デフレーターは4月の改定値+4.3%から+3.8%に、コア・デフレーターは4月の+4.7%から+4.6%に緩和した。それでもFRBは、コア・デフレーターが依然として前年比+4.6%と非常に高く、FRBのインフレ目標+2%をはるかに上回っていることから、コア・インフレが膠着状態にあることを懸念し続けるだろう。
5月の米個人所得は前月比+0.4%増と予想の+0.3%増をわずかに上回ったが、4月は前月比+0.4%増から+0.3%増に下方修正された。 5月米個人消費は前月比+0.1%と予想の+0.2%よりやや弱く、4月は+0.8%から+0.6%に下方修正された。 5月の実質個人消費支出は、4月に前月比+0.2%に修正された後、前月比横ばいとなった。
6月ミシガン大学消費者マインド指数は、改定値なしの予想より0.5ポイント高い64.4となり、4ヵ月ぶりの高水準に改定された。 この修正により、同指数は5月の59.2から+5.2ポイント上昇した。
市場は、7月25-26日に開催される次回FOMCで+25bpの利上げが実施される確率を81%と割り引いている。 市場は、11月までのピーク金利を5.42%と予想している。これは、現在の実効フェデラルファンド金利5.07%から、11月までに33bpの利上げを見込んでいることを示している。

夜間に発表された中国のPMIは市場予想とほぼ一致したが、コビッド後の好景気の後、中国経済は勢いを失いつつあるとの見方が強まった。 中国の6月製造業PMIは+0.2ポイントの49.0に上昇し、市場予想と一致したが、拡大縮小の水準である50を下回ったままだった。中国の6月非製造業PMIはマイナス1.3ポイントの53.2となり、市場予想の53.5への低下より弱かった。

ユーロ圏の6月消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇と、市場予想と一致した。 6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比+5.5%と、5月の同+6.1%から低下し、市場予想の同+5.6%からやや弱まった。 6月のコアCPIは前年同月比+5.4%と、5月の同+5.3%からわずかに上昇したが、市場予想の同+5.5%よりやや弱かった。
5月のユーロ圏失業率は6.5%で4月と変わらず、市場予想と一致した。

海外株式市場はまちまち。 ユーロ・ストックス50指数は+1.02%の上昇で引けた。 中国の上海総合指数は+0.62%で引けた。 日本の日経平均株価は-0.14%で引けた。

主な株価の動き
ナスダック100の構成銘柄のうち8銘柄を除くすべてが上昇した。 エヌビディア(NVDA)は+3.63%の上昇を見せ、ネットフリックス(NFLX)やエアビーアンドビー(ABNB)など+2.0%以上の上昇を見せた銘柄が目立った。 メタ(META)は+1.94%、アマゾン・ドット・コム(AMZN)は+1.92%、テスラ(TSLA)は+1.66%、マイクロソフト(MSFT)は+1.64%上昇した。
アップル(AAPL)は+2.31%上昇し、史上初めて時価総額3兆ドルを超え、ウォール街の歴史に名を刻んだ。
チップ株は上昇し、エヌビディア(NVDA)の+3.63%上昇に牽引された。 マイクロチップ・テクノロジー(MCHP)、オン・セミコンダクター(ON)、NXPセミコンダクターズ(NXPI)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、AMD(AMD)、グローバルファウンダリーズ(GFS)など、+2%以上の上昇を見せた半導体銘柄があった。
カーニバル(CCL)は、ジェフリーズによる保留から買いへの格上げを受けて+9.73%上昇。
XPeng(XPEV)は、新型電気SUV「G6」を発表し+13.44%上昇。
シティは、ジュニパーネットワークス(JNPR)(+1.46%上昇)と、キーサイト・テクノロジーズ(KEYS)(+1.28%上昇)を買いでカバレッジを開始した。 シティは、シスコシステムズ (CSCO) (+1.03%上昇) とアリスタネットワークス (ANET) (+1.74%上昇) を中立でカバレッジを開始した。
アコレード(ACCD)は、経営陣が第2四半期の収益について予想を上回るガイダンスを発表し、+6.57%上昇。

その他市場
9月限10年T-Note債券先物は+2ティック上昇し、10年物T-Note債券利回りは+0.2bp上昇し3.841%となった。 木曜日にパウエルFRB議長が2回以上の利上げの可能性について言及したため+15bp急騰した後、ほとんど変化なく引けた。 米国債相場は、概ね良好な米デフレーター・レポートと、予想をやや下回った米個人消費レポートが下支えとなった。

米インフレ報告でドル下落
ドルインデックスは、予想よりやや軟調な米デフレーター報告を受けて-0.42%下落した。 また、冴えない米個人消費報告もドルを下押しした。
ユーロ/米ドルは、+0.39%上昇。 米ドル/円は、日本の当局者が慢性的な円安に対処するために為替介入を脅し続けたため、-0.33%下落。
金曜朝に発表された5月PCEデフレーターは、前月比+0.1%、前年同月比+3.8%上昇し、市場予想と一致した。 5月のコアPCEデフレーターは前月比+0.3%上昇し、市場予想と一致したが、前年同月比では+4.6%上昇し、市場予想の+4.7%より若干弱かった。

金は+11.5(+0.60%)、銀は+0.222(+0.97%)。 貴金属相場は、米国のデフレーター報告がややハト派的であったことが支えとなった。銀は、米消費者心理指数が4ヶ月ぶりの高水準に上昇したことが支援材料となった。

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