江左のフツウの日 #122
僕は正直に言って、恋愛オンチだ。
恋愛嫌いでは全くないけれど、センスが全くない。
見た目とか中身は好みの話だと思うけど、見た目も中身も別に一般ウケしないと思う。そもそも将来医者やめてデザインするとか言ってるし、将来どこに住むかすら決めてない。
どうやったら相手に好かれるかとか、どうやったら一緒になれるとか、
考えて実行するけど基本的にトンチンカンで1人よがりなことが多かったし、今も治ったかと言われるとあんまり治ってないと思う。
イザってときに別にカッコいいことも言えないし、対応も出来ないことが多い。
「正直」というよりは「バカ正直」だから、誠実であろうとしても常に上手くいくわけじゃない。文字通りバカなことしてるなぁと思うことがしばしばだ。
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中高ぐらいの頃は「モテたい」と思っていた。
フツウキライな生き方を始めてから思わなくなったけど、昔はよく思っていた。周りのモテるやつが羨ましかった。
思っていたからと言って別に「どうすればモテるか」、考えたことは無い。
心の奥底では昔からどうでも良かったのかもしれない。モテてるやつは僕から見てもカッコいいやつらが多かったから、僕もカッコよくなりたかったのかもしれない。
そもそも中高時代の僕の「好き」は、「性欲」だった。
「この子と居たら楽しいだろうな」よりも「ヤリたい」の方が強かった。
根暗でオタクっぽい灘校生が、性欲出して近づいたらそりゃモテないだろうさ。当たり前やね。
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今は少し大人になって、将来のことを考えることが多くなった。
仕事や生き様に関しては、道すじが不透明だから大体の人は不安になるだろうけど、僕は楽しい。
中高時代の価値観は逆転して、僕と一緒にいたら楽しいと思ってくれる人が好きになった。
ただ、センスがない。
相手のことを考えて行動しても、ズレてばっかりだ。
数日前にこんなツイートをした。
疑問を抱くことなく、ただ「そうすべきだ」とか「やらなきゃいけない」とか、「それが正しいから」とかの理由で他人を助けるのが、真のスーパーヒーローだ。 ー スタン・リー
アメコミ界のレジェンド、スタン・リーの言葉だ。この言葉はずいぶん前から知ってたけど、とある映画で出てきて思い出した。
この考えが僕は最高にカッコいいと思う。
センスが無いならセンスが無いなりに、他人であれ眼の前の大切な人であれ、愚直に助けたいなぁと、今は思うのだ。
以上、クソの役にも立たない僕の恋愛観でした。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
<江左>
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