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平成の名曲はビールとプリンで決まり。

令和の時代になってもう、4年目。
会計事務所で働いていると、いやでも和暦を意識します。

支援金の対象月は…令和○年の○月…
○○社は○月が決算月だから…
みたいに。
まあだから、なんだって話なんですけど笑

ただ、そんな令和時代。
音楽に関して言うと、ハイセンスな楽曲たちがひしめいています。

藤井風もいるし、あいみょんもいるし、Vaundyも…。
また、ヒップホップが大流行してますね。ビートのリズムを様々なジャンルの楽曲に取り入れられています。
これがめちゃくちゃいいんですよ!癖になります。

しかし!

近代的でハイセンスな楽曲たちはずっと聴いてると疲れてくる瞬間があるというか…(私だけですかね笑)

そんな私が、最近また、この曲を聴いて、やっぱりいいなぁと思いました。

平成の名曲をご紹介します。

レミオロメン 「ビールとプリン」

2012年から活動休止をしているレミオロメン。
当時学生時代だった私はこの悪報を聞いて、肩を落としたことです。
ただ、活動休止だし、すぐ復活すんのかなぁ〜。と
思ってたら。

10年経ってた。

芦田愛菜ちゃんが大人になってるし、
東京オリンピックはもう終わってるし、
石原さとみは結婚してるし、
初めてのキスは遠い昔に済んでいる。
毎日剃らなければならないほどに髭は生え続けるし、
常磐線は品川まで開通している。

それが10年という時なんだろう。

レミオロメンといえば、「粉雪」や「3月9日」が有名ですが、レミオロメンの真髄は地味曲にあります。

シングルのB面やアルバムの隙間の曲。
特に初期のレミオロメンはまったくの別もの。

スリーピースバンドのシンプルなサウンドにバラエティに富んだメロディ。

そして丁寧に描写された歌詞。

これがレミオロメン。

特に歌詞について。最高の貧乏アパート感。

この情景を思い起こせる歌詞はなかなか無いと思います。飾らなくて、どこか懐かしい平成の感じなんです。

ビールとプリンではそんな貧乏アパートに住む若者カップルを描いています。(貧乏アパートは主観だけど)

物語はコンビニに出かける僕と
ごはんを作っている彼女との2人の話。

歌詞の中では、
いずれ2人離れ離れになる未来が待っている。と
一緒にいる時間が限られてるなかで、ふたりのもどかしさや戸惑いと対比して、日常の風景が描かれていることに、なんとも言えない寂しさを感じます。

別れをテーマにした曲には、抱きしめたり、キスしたり、と愛情を直接表現する曲が多いと思いますが、

この曲は、
空き缶を片付けない僕を、怒った彼女。
プリンを買ってきた僕と太るのを気にする彼女。
「太っても私のせいじゃないわ」
と言いながらプリンの蓋をあける。
その横でビールを、ただ、飲んでるだけ。
そして、鳴る、レンジの音。

アナログテレビの小さいやつを観ながら、ビールを飲んでるんだろうな。テーブルも床に座って食べるような低いテーブルで。

いずれ、ビールの缶は無くなるんでしょうね。

この貧乏アパート感、必聴です。

レミオロメン復活してほしいなぁ。。。




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