【アジア杯予選】代表デビュー戦を無失点で終えたGKフィウーザ・ファビオ「勝てたことが大事」
フットサル日本代表は10月7日に行われたAFCフットサルアジアカップ2024予選の初戦でオーストラリア代表と対戦し、4-0で勝利した。この試合でフットサル日本代表デビューを果たしたのが、6月22日に帰化申請が承認されたGKファビオ・フィウーザだった。
オーストラリア相手に日本は攻め込む時間帯が長かったものの、時折、ミスなどからピンチを招いた。その時、ゴール前に立ちはだかったのが、フィウーザだった。相手のミドルシュートや1対1の局面でもしっかりとした対応を見せ、1ゴールも許さなかった。これ以上ないパフォーマンスで日本代表デビュー戦を飾ったフィウーザは、充実の表情で代表デビューマッチを振り返った。
以下、試合後のフィウーザ・ファビオ選手のコメント
――日本代表デビューを果たした感想を教えてください。
フィウーザ 素晴らしい気持ちです。だけど、一番大事なのはチームが勝ったことです。試合が終わった今は、めっちゃ嬉しいです。
──緊張はしましたか?
フィウーザ 全然、大丈夫でした。2週間ほど、素晴らしい練習をしてきました。選手たちはみんな頭が良いですし、監督もGKコーチも「全然、大丈夫」といつも声をかけてくれるので、自信を持つことができました。あらゆる準備をしてきました。チャイニーズ・タイペイに入ってからもたくさん練習してきましたし、内山(慶太郎)GKコーチの練習は素晴らしいし、木暮(賢一郎監督)さんの練習はめっちゃ強度が高くて、疲れます。選手たちは素晴らしいポテンシャルがあります。日本代表の試合は、ずっと見ていました。ブラジル遠征の試合(Futsal Nations Cup)も、前回のアジアカップも見ていました。ポテンシャルがあるチームだと思います。
──オーストラリア代表の印象はどうでしたか?
フィウーザ オーストラリアは良いチームでした。日本とは少し特徴が違いましたが、体がめっちゃ強くて、シュートも、パスもうまくてポテンシャルがありました。それでも今日、日本代表は良い試合ができました。
――日本から多くのサポーターも来ていましたが、その応援は届きましたか?
フィウーザ はい。今、携帯を見たら日本からも、ブラジルからもいっぱい友達から連絡が来ていました。(スマホを見せながら)メッセージの量がヤバイ。写真も。本当に嬉しいです。
――こういう時って、どれくらいの連絡が来るんですか?
フィウーザ もう数えきれないくらいです。いっぱい。インスタにも来ていますし、ツイッターはまだ見ていませんが、本当にめっちゃ嬉しいです。
──デビュー戦で、しかも失点ゼロでした。
フィウーザ それが大事ですね。フットサルで試合をゼロ失点で終えることは難しいです。オレはシュートを止める仕事をすることは好きですが、(失点)ゼロはもっと好き(笑)。今日が初めての日本代表としての試合でゼロ失点は、素晴らしい結果です。でも、それはGKだけじゃなくて選手たちがめっちゃ素晴らしいディフェンスをして手伝ってくれました。チームはファミリー感(一体感)が大事です。
──悪い形でボールを失うことがありましたが、1対1も全部止めていました。
フィウーザ そうですね。(ゴールを守る)仕事が好きなので(笑)。決められることは好きじゃないですが、止める仕事が好き。GKは楽しいです。パワープレー返しの機会がなかったのは残念ですね。自分が決めるのも大好きなので(笑)。でも、それは問題ありません。チームが勝つことが一番大事なので。今日の試合は、本当に大事だったと思います。負けたら次がなかったので、勝てて良かったです。
――次の試合へ向けては、どんな気持ちですか?
フィウーザ 今日の試合はもう終わったので、チャイニーズ・タイペイ戦に集中したいです。明日から練習がありますが、そこからがもっと大事になります。今日はみんなで「おめでとう」と祝いますが、大事なのは次の試合。今日が終われば、次の試合に向けてもっと気持ちを集中させたいと思います。いつも大事なのは、次の試合、次の試合です。この日本代表は素晴らしいです。勝って1位通過できるようにしたいです。勝てたことが本当に大事。応援してくださったサポーターの皆さん、本当にありがとうございます。今日、勝てて素晴らしい。次の試合は11日ですよね? もっと応援をよろしくお願いします。
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