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【日本代表】ソラーノに翻弄されたFP安藤良平「今一度危機感を持ってやらないといけない」

 見ていた者が大きな衝撃を受けた一戦、当事者はもっともっと大きな衝撃を受けたに違いない。昨年12月、フットサル日本代表はスペイン遠征を行い、フットサルスペイン代表に大敗した。

 第1戦は0-3と善戦したが、第2戦では、ギアを上げてきたスペインに対抗できず、1-9と惨敗を喫した。その2戦目では、日本屈指のフィクソへと成長を遂げたFP安藤良平がスペイン代表FPソラーノに個の力でやられる場面が目についた。

 2020年、AFCフットサル選手権トルクメニスタン2020で勝ち上がり、FIFAフットサルワールドカップ(W杯)リトアニア2020での上位進出を目指す日本。大きな教訓とすべき連戦で、キャリアで最大の屈辱を味わった男は、来るアジア選手権、W杯へどれだけ自分を世界レベルへ近づけていけるか。

安藤良平インタビュー

日本対策を練ってきたスペインとソラーノ

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――いろいろな経験を積んだと思いますが……スペイン代表はいかがでしたか?
安藤 僕たちよりも一回り、二回り、上でしたね。1戦目はプレスをかけ続けることで相手にちょっとプレッシャーを少しは与えることができたかなと思います。ただ、僕たちもボールを長く持ちたいという思いはありましたが、ボールはずっと持たれていました。僕たちの生命線であるプレスが効いていたので、最後の部分のディフェンスで我慢できている部分が一戦目はありました。それが相手にとってストレスを感じさせられたのかなと思います。僕たちは点を取っていないですし、第1戦は0-3で負けているので何ともいえませんが…。
 そして2戦目は相手のプレー強度がさらに上がった印象があって、僕たちのプレスの狙いどころにも対策をしてきていたのかなという印象があり、より取れなくなりました。

――最初にいきなり先制点を決められました。あの場面は左を警戒したこと、初戦でのファウルを気にして距離を取っていたのでしょうか?

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