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【アジア杯】試合終了の瞬間にガッツポーズのGKイゴール「溜まっていたストレスをバーンと吐き出した」

「日本代表として、いつも優勝を目指しています。毎試合、毎試合、勝たないといけない」

 フットサル日本代表は10月4日にAFCフットサルアジアカップの準々決勝で、フットサルインドネシア代表と対戦する。史上初のベスト8進出に勢いづくインドネシアだが、日本も韓国戦(6-0)、ベトナム戦(2-0)と2試合連続完封勝利を収め、グループDを首位で突破。チームの状況は上向きだ。

 インドネシア戦の前日となる3日には、2018年大会に続き、2度目のアジア杯に挑んでいるGKピレス・イゴール(浦安)が取材に応じ、チームのここまでの戦いぶりを振り返ってくれた。

以下、GKピレス・イゴールの一問一答

――グループDを1位で終え、決勝トーナメントに進みました。ここまでの戦いを振り返ってください。
イゴール 最初の試合は負けてしまい残念でした。そこから苦しい時間があり、僕たちには大きなプレッシャーがかかっていました。それでも、僕たちは自分たちの力を最初からずっと信じていました。あの試合に負けたけれど、いっぱいゴールするチャンスはありました。決められなかったけれど、そんなに悪いプレーではなかったと思います。シュート数も50本以上打っていました。そういう日はあるものですし、残念ながらあの日はそういう日だったのだと思います。すぐに頭をリセットして、次に準備して、韓国戦とベトナム戦に連続で勝てたことは良かったと思います。最初の試合からここまで少しずつ成長できています。短い大会のなかで、これはすごく大事だと思います。例えば1試合良い試合をしても、次の試合あまり良くないという波のあるチームではいけません。今の自分たちは、最初の一歩を踏み出してから、少しずつ試合ごとに状態が上がってきていると思うので、すごく良い状態にあると思っています。

――日本のシュートがなかなか入らないのですが、練習をしているなかでシュートを受けていると思います。選手たちのシュートにGKとして課題を感じるところはありますか。
イゴール 50本シュートを打ったら、もっと決めないといけないと思う。それだけシュートチャンスがあるのだから、決めることができていたら、もう少し楽になると思います。最後までギリギリの試合をすることで、ストレスはかかっています。
 ただ、相手のGKのメリットがあることも忘れてはいけません。例えば昨日の試合、ベトナム代表のGKは、何回もスーパーセーブを見せていました。そのなかで僕たちは良い仕事ができていたと思います。シュートが1回、2回入ったら、今度はディフェンスから入らないといけません。1-0でも勝てていたら、(1次ラウンド突破が決まり)全然大丈夫でした。もちろん、もっとうまくならないといけません。50本シュートを打ったら、もっともっとゴールを決めないといけません。それが決まるようになれば、もう少しチームとしても成長できるようになると思います。

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