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【F1】すでに無双なのに名古屋にはまだ補強が必要か? フエンテス監督の答えは…

写真◎勝又寛晃

 Fリーグ・ディビジョン1の第6節が7月1日に行われ、名古屋オーシャンズはアウェーでバルドラール浦安に6-2と快勝し、開幕からの連勝を6に伸ばしている。

 開始29秒で元スペイン代表FPアンドレシートが先制ゴールを奪った名古屋は、第1ピリオド3分、9分にもFP宮川泰生が追加点を記録。前半だけで4-0と一方的な試合展開とした。

 後半も強度を上げてきた浦安を相手に、パワープレーを仕掛けてくるまでゴールを割らせず。パワープレーから2失点を喫したが、その一方でFP安藤良平とFP清水和也がゴールを決めており、盤石の強さを見せている。

 日本代表経験者をずらりとそろえ、外国籍選手もスペイン1部リーグの上位クラブでレギュラーでプレーできるような選手がそろっている名古屋。今シーズンも2位以下のチームが潰しあうなか、すでに首位を快走しているが、7月1日にはブラジル代表経験者のFPギレルマオが加わることが発表された。

 ここまで圧倒的な強さを見せているのに、まだ補強が必要なのかという問いに、フエンテス監督は冷静に答えている。


オーシャン杯決勝と同じカードだが、圧倒的な強さを見せて首位を走る名古屋

以下、浦安戦後の記者会見でのフエンテス監督(名古屋オーシャンズ)のコメント

――試合の総括をお願いします。

フエンテス 試合の開始からしっかり入ることができた試合だったと思います。早い時間からスコアを動かすことができました。浦安との試合は難しい試合になるとわかっていましたが、先制点をとることで、自分たちがやりやすくできたと思います。先制点をとる一番良い入りができて、自分たちがやりやすい展開になると同時に相手には難しい展開となりました。2点目も早く決めることができたので、相手にやりたいことができない展開に持ち込めたことがよかったと思います。

 プレー中もしっかりと自分たちは相手を見ながらプレーができ、いろいろなシチュエーションで上回ることができました。そして3点目、4点目を取り、アドバンテージをもってハーフタイムに入ることができました。

 後半はまた違う入りになりましたが、そこからはより難しい試合になること、相手が戦ってくることはわかっていたので、そこで自分たちも戦うことができました。相手のレベルもわかっていましたし、自分たちは4-0でリードしていましたが、しっかり戦えました。自分たちらしい戦い方ができました。最後はパワープレーをされましたが、そのシチュエーションでも2点を決めることができて、良い試合ができました。3つのアクションで守備ができずに、そこで2失点を喫しました。試合をコントロールしながら、運ぶことができたと思っています。

――選手を多く変えながら戦っていたように見えたが?

フエンテス セットのことで言えば、前の試合がかなり影響しています。試合の中の影響、スコアを見たりして、変えたりしています。そのまま継続するのか、変えるのか。そこの場面でできるだけ良い状態でできるように考えながら行こうとしています。最終的にはベースの中でフィジカル的なところも考えながら交代しています。メンバーもかなりレベルの高い選手がそろっているので、そこは私たちがフィジカルを落とさずにできるいいところかと思います。

――後半はパワープレーまで、なかなか点が取れなかったが?

フエンテス そこは相手の守備もかなりレベルが高くなり、強度が高く、フィジカルコンタクトも増えました。前半もありましたが、そこから継続してより強くなりました。自分たちにアドバンテージがあるなかで、相手がアグレッシブになることは普通のことだと思います。5点目、6点目を決めに行くことも大事ですが、私たちは試合をコントロールすることに重点を置いて戦っていました。守備がよかったことに加えて、イゴール選手の守備もあったので、自分たちも決めに行きましたが簡単ではありませんでした。

――新しい選手(ブラジル代表FPギレルマオ)の加入が発表されました。彼の特徴と、すでに十分な強さがあるのにまだ補強が必要なのでしょうか?

フエンテス 7月中旬にチームに合流します。強いピヴォなので、必ずしもチームの力になってくれるでしょう。強いチームですが、今1人、ピヴォの選手が一人少ない状態です。それでも戦えるチームであるのは間違いありませんが、そういう選手はどのチームであっても加入してくれたら監督は嬉しいものです。シーズンは長いですし、ケガだったり、移籍だったりがあるかもしれません。そのいろいろなことがあるなかで、補強は必要だと考えています。

新たなピヴォの加入に向け、シーズン序盤からフィクソでもプレーしていたダルラン

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