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チームで「日本一になる」と言う話でスタートしている。上位リーグ進出は「まだ通過点」アルコ神戸①佐藤麻陽

9月18日(日)、グリーンアリーナ神戸で行われた、日本女子フットサルリーグ2022-2023 第8節、アルコ神戸×ミネルバ宇部戦後の、アルコ神戸①佐藤 麻陽選手のインタビューです。

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取材・文・写真:北谷 仁治

上位リーグ進出をかけた地元・神戸での試合に向けて、チーム内で話していたコト

―まずは、今日の試合の感想からお願いします。

佐藤 麻陽選手「試合の感想・・・、集中しながら取り組めて・・・、なんだろうな・・・、今3セットで回してるんですけど、その一番・・・なんていうんですかね、こう年配組というか(笑)

そのセットから点が入って、すごいなんて言うんですかね、嬉しかったというか、いい流れになったなっていうところはありました」

―この試合は上位リーグ進出がかかる試合であり、神戸での開催の試合でした。この試合に向けて、チームで話していたことなどはありますか?

佐藤 麻陽選手「まずもう自分・・・、自分を出していこうっていう話になってて。

シュートを目指すのも自分だし、ドリブルするのも自分だし、その先にパスがあるかもしれないけど、まず自分っていう・・・"エゴ"というか、そうやって自分が活躍するんだぞ、という感じでプレーして行こう、という話は出てました」

ビッグセーブ連発。何か変えた部分はある?

―(佐藤選手は)昨シーズンももちろん活躍されたと思うんですけど、今シーズン、すごく活躍されている印象があります。何か去年と変わった部分はありますか?

佐藤 麻陽選手「去年から継続して、チーム練習とは別に、キーパートレーニングしてるんですけど・・・。

その中で、いろんな人の意見を、いつもより受け止めてみたり、挑戦してみたり、こうちょっと変えてく・・・。

今まで培ってたものをちょっと変えていく、というのをこだわって、本当につま先1センチとか、1歩とか半歩というのにこだわって、トレーニングした結果かなとは思っています」

―何か具体的に変えたところ、変えてみているところはありますか?

佐藤 麻陽選手「手のポジションもそうですし、足の開き具合もありますし、体の向きとかっていうところも、キーパーコーチの尾澤さんと共に、ちょこちょこ見てもらって、一緒に練習しているキーパー陣にも、いろいろアドバイスもらいながら変えていってます」

『前プレ』『ディフェンス』はアルコの強みで「頼もしい」

―(アルコ神戸の)プレスがかなり良い印象だったのですが、後ろから見ていて、いかがですか?

佐藤 麻陽選手「そうですね。やっぱりアルコは、他のどのチームよりも、前プレとかプレスっていうのが強みのチームっていうのは・・・

昔からそうだと思うので。もうそれを絶対なくさないように、いろいろみんなで声かけながら、自分も後ろから声かけながら、続けることができているので。

こちらから見てて『頼もしいかな』と思います」

―前から守備に行くと、後ろのスペースが空きやすく、キーパーの役割も増えると思いますが、何か意識していることはありますか?

佐藤 麻陽選手「そうですね。ポジショニングの高さの調整と、さっきと一緒なんですけど、ゴールに対してどの向きで、体をどうしてっていうところは、本当にもう一歩単位で、尾澤さんと、試合見た後に、修正かけながらそしています。

チームによっても変えています。

例えば宇部とかだったら、結構前に押し込むので、もう一歩二歩前だねとか・・・。

違うチームで、こういう風に使ってくるから、もう1歩2歩後だねとか、そういう話はしています」

日本一になる。今日の1勝も通過点

―今日の試合に関しては、勝利の要因はどのあたりにありそうですか?

佐藤 麻陽選手「そうですね。もう今シーズンを始めた時から、もう『日本一になる』『なりたい』『なります』と言って始めてるので。

何て言うんですか・・・、通過点かなっていう感じで。

もちろん嬉しいですけど、通過点だなと・・・。

まだ本当に課題もあるんで、みんなでもっともっとやりたいし、やっていかないといけないかなっていう感じです」

―後半のリーグ戦に向けて、いまの時点での課題はありますか?

佐藤 麻陽選手「そうですね。やっぱり数的不利、有利のディフェンス・攻撃、両方・・・、キーパーとして、フィールドに求めたいところもありますし。

シュートの決定力っていうところもありますね。

自分の課題としては、なんだろうな・・・、上のボールかな。ゴールの上3分の1に対してもうちょっと強く行けるように、今トレーニングを頑張ってます。

俗に言うなナイスシュート、ナイスコースというところも、触っていきたいなっていう感じです」

上位リーグ進出の立役者は誰?

―(アルコ神戸)上位リーグ進出の間違いなく立役者の一人に挙げられると思いますが、そんな佐藤選手から見て、あえて一人『立役者』を選ぶとしたら誰でしょう?

佐藤 麻陽選手「私は、高畑さなえかなっていうのは思いますかね。

フィクソとゴレイロでやってるっていうのもあるんですけど・・・。

もうどんなピヴォに対しても負けないって思いますし。

ディフェンスだけじゃなく、自分でシュートというよりは、最後のいいパス出したりもして。北海道戦でもすごい活躍してくれてるんで。

一番今頼りにしてるフィクソかなとは思います」

さいたま戦は『ゼロ』失点で勝ちたい

―あすの試合に向けて、意気込みをお願いします。

佐藤 麻陽選手「そうですね。今シーズンは、日本一になることも勿論なんですけど、結構失点数を意識していて・・・。

やっぱりできるだけ少なく勝ちたいという所で、ゼロにはこだわっていきたいなっていうところですね。

こうやって(今日も)いい試合したんですけど、やっぱり点を決めれなくて悔しくて涙してる選手とか、メンバーに入れなかった選手っていうのもいるので・・・。

みんながそれぞれ活躍して、明日はしっかりゼロで勝ちたいと思います」

―無失点の試合がここまで3試合もあります。フットサルで無失点に抑えるのはすごく難しい印象がありますが・・・

佐藤 麻陽選手「そうですね。その中でも反省はあるんですけど・・・。

やっぱりゼロというとこは、尾澤さんと、シーズンの始めに『こだわって行こう』と。

他のチームのキーパーと失点数を比べて、『この子の方が高いよね』とか、そういう話をしながら競って頑張ってます。

立川のねねちゃん(井上 ねね選手)は何失点だ、(浦安の)杉ちゃん(杉山 藍子選手)は何失点だとか言いながら、自分ももっと頑張って減らそうとしながら頑張ってます」

延期となっていた9節の試合は、2022年10月23日(日)、福井での開催が決定!

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