はじめてのパワープレーのキーパー要員。何に気を遣っている？

７/16(土)、岸和田市総合体育館にて、Ｆリーグ2022-2023 ディビジョン１ 第５節、シュライカー大阪×ボルクバレット北九州戦が行われた。

終盤まで"１点を争う"堅いゲーム展開から、ゴールネットが揺れたのは、32分。

シュライカー大阪の⑮計盛 良太が、⑧加藤 未渚実とのスイッチプレーで抜け出し、右サイドを崩してのゴール。

追う立場となったボルクバレット北九州は⑤浦上 浩生をキーパーに入れて、パワープレーを開始。すると、37分、右サイドを破っての折り返しを⑤浦上 浩生が合わせて、値千金の同点ゴール。

試合はそのまま、１－１で終了。勝点１を分け合う結果となった。

Ｆリーグ公式サイト

以降、ボルクバレット北九州のキーパー⑤浦上 浩生選手インタビューです。

値千金の同点ゴールは「体ごと、ボールに当てに行くだけだった」

―ゴールシーンを振り返って

浦上 浩生選手「田村 龍太郎選手のパスが全てですね。(笑)

僕は体ごと、ボールに当てに行って、決めるだけっていうような、素晴らしいボールを入れてくれたので。まそこに尽きますね」

パワープレーは「北九州の武器になりつつある」

―パワープレーは、チームで良く練習できている？自信が持てている感じでしょうか？

浦上 浩生選手「そうですね。

もちろん練習の中で、全てが成功してる訳じゃないんですけど。

練習で全力で取り組んだ結果、今シーズンはわりと試合で、ゴールという形で、いい結果が得られているので。

それは今、ウチとしても武器になりつつあるのかなと･･･。

ただ使いたくないものではあるとは思うんですけど。(笑)」

―展開的に今、パワープレーをしないといけない展開が多い感じですかね･･･？

浦上 浩生選手「そうですね。

今日に関しては、僕がもうちょっとしっかり、ゲームの部分でパフォーマンスを発揮できないといけなかったなと･･･。

ちょっと自分の中で反省しています。

最後に、なんとか同点ゴール決めれたので良かったものの･･･。

本当にパフォーマンス上げていかないと、自分の中では厳しいかなと、個人として、すごく反省しています」

ボールが足につかない時は、「割り切って、できるプレーだけを選択するようにしている」

―パフォーマンスとは、キープ？シュート？具体的にはどの辺ですか？

浦上 浩生選手「まず今日に関しては、何だろな？ボールの感覚が良くなかった･･･。

疲労なのか、何なのか･･･。ちょっと自分でも分からないので、映像を見て、確認してみようと思うんですけど。

足に今日ボールがついてこなかったので、事前の準備が悪かったりとか、必ず何かあると思うので」

―リーグ戦の戦いは、もう湘南でも慣れてらっしゃると思うんですけど、今日みたいに「ボールが足につかない」のは、これまでもあった？

浦上 浩生選手「あんまりなかったんですよね。

ただ、基本的には、そういう時は自分の中で割り切って、その時にできるプレーだけ選択してやるように心掛けているので。

そういう時に、『何かしなきゃ、何かしなきゃ』っていうよりかは、シンプルにできることをやろう、という気持ちでやっています」

湘南が長かったが、今は"それ以外のフットサル"を学べている

―今シーズン、移籍もありましたけど、ここまでどうですか？チームに馴染めたかとか、連携の部分だったりを含めて。

浦上 浩生選手「まだまだ、僕は基本的に湘南が長かったので･･･。

それ以外のフットサルっていうものを、今、学ばしてもらっているというか･･･。

自分の中で、まだまだ自分が成長できるな、っていう風に感じさせてもらってます」

―また少し違うフットサルができている？

浦上 浩生選手「そうですね」

―パワープレのキーパーは、湘南の時もやることがありましたか？

浦上 浩生選手「やってないです」

―やってみて、どうですか？

浦上 浩生選手「いや、まぁ、いっぱい走りますね(笑)」

パワープレーのキーパーは初めて。「代わるタイミングの見定めに気を付けている」

―何か役割というか、求められていることは？

浦上 浩生選手「どうなんでしょうね。詳しくは聞いてないのではないんですけど･･･。

スプリント力なのか、またまたま配置としてなのか、そこはちょっと、監督に聞いてないのでわからないんですけど･･･。今度、聞いてみようと思います」

―パワープレーのキーパーの時に、気を使うことだったり、何か意識してることはありますか？

浦上 浩生選手「自分の中では、代わるタイミング。

代われるのか、代われないのかの見定めだったりとか･･･。少しでも本職のゴレイロと代われるようには考えています」

「自分たちのスタイルを貫き通せば、自然と勝利につながると信じている」

―なかなかチームは勝ち星というところは繋がっていません。ただ、上位チームとの対戦でも接戦も多い、と言う状況だと思います。１つ勝てば、勢いに乗れそうだなというイメージや感触はありますか？

浦上 浩生選手「そうですね。キッカケは重要だと思うんですけど･･･。

欲しがり過ぎず。

とにかく目の前。目の前に全力でぶつかっていく。どんな相手でも全力で。順位関係なく。

そのスタイルだけは貫き通してやっていけば、自然と勝利につながるかなっていう感じですかね」

―次はまたホームゲームですね？

浦上 浩生選手「はい。ホームではまだ勝ってないので･･･。

ホームで勝利できる準備を、今日から、この後すぐしていきたいと思います」

取材・文・写真：北谷 仁治