『誰にでもできる』けど『常にできている』選手は貴重。『3枚目』に⑱小西 雄大選手が攻めあがったからこその決勝ゴール。独自に徹底解説#9
『独自に徹底解説』シリーズもこの記事が9弾目となりました。前回の記事はコチラです。良かったら、合わせてチェックしてみてください。
2021年5月22(土) Fリーグ・ディビジョン2開幕。
開幕カードで、前期"全勝"王者、全日本選手権も制したしながわシティ(旧トルエーラ柏)が広島エフ・ドゥに敗れるという波乱の幕開け。
2日目、昨季2位のデウソン神戸は、アウェーでヴィンセドール白山と対戦。2度のリードを許しながらも、2点差をひっくり返して逆転勝利。
決勝ゴールとなった、カウンターからの⑱小西 雄大選手のゴールを振り返ってみます。
※ダイジェスト動画の1分34秒からのシーンから。(フィールドプレーヤーが)グレーがデウソン神戸、グリーンのユニフォームがヴィンセドール白山です。
くさびのパスにプレッシャーをかけて奪ってカウンターからの決勝ゴール
シーンはヴィンセドール白山ボール。右サイドの㉒永田 周也が前線に『くさびのパス』を入れるところから始まります。
フットサルではこのような『くさびのパス』を『ピヴォ当て』と呼びますが、この場面では、最前線へのパスでは無いので、『くさびのパス』という言い回しに留めておきます。
受けた⑪三上 優貴にすかさず、神戸⑱小西 雄大がプレッシャーをかけます。
対応が遅れる『反転』方向から足を出していっています。これなら仮に『表面』『体が向いている方』にターンされても、(ディフェンダー自身も)向いている方向なため、ついていきやすい(スピードで振り切られにくい)ですね。
足がかかったようですが、残念ながらファウルは取ってもらえず、⑯藤原 裕也が拾って神戸のカウンターとなります。
⑯藤原 裕也は逆サイド(左サイド)は確認せず、トップスピードで上がっていきます。『2対1』なので、問題なしといったところでしょうか?パスを出した後の動き含め、細かい部分はまだ精度を上げることができそうです。
白山としてはこの場面、設定していた『守備ライン』にのっとった対応とはならなかったようです。個人てもにも「中途半端になっちゃったな~」というのが初見の感想です。
※杉木監督がお忙しい中、確認の電話取材に応えていただきました。ありがとうございました。(_ _)
高いラインでのアタックの『虚』を突いた、神戸⑪三上 優貴の『絶妙』なパス
㊲義浦 靖貴選手は最初は『撤退』『ラインを下げる』を選択したようですが、最終的には『第2PK』前『13m』ぐらいのところで『アタック』に出る格好となります。
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