「優勝してF1に行く」ヴォスクオーレ仙台・清水 誠監督インタビュー

2023年5月17(水)、エスフォルタアリーナ八王子(東京都)で行われた、Fリーグオーシャンカップ 2023の1回戦、ヴォスクオーレ仙台×フウガドールすみだ戦、ヴォスクオーレ仙台、清水誠監督のインタビューです。

※写真は後日追加掲載予定です。

「疲れも残っていて、難しいゲームになった」


―今日の試合の感想をお願いします。

清水監督「守備のところから自分たちのリズムを作ってロースコアで試合を終わらそうという話をして試合に入りました。昨日の試合の疲れが残っている状態だったので、少し難しい試合になってしまいました。

ただ去年の覇者に対して、ある程度高いラインを保ちながらチャレンジできたのは良い収穫だったと思います。」

―「ロースコアに持っていきたい」ということですが、そのための方法や狙いは?

清水監督「高いラインを保って守備をするということを意識してやらせていました。出来るだけ相手のコートでプレーして、極力自分達のゴールから遠ざけながら高い位置でボールを奪ってゴールを奪うという狙いをもってやっていました。」

『反骨心』『やってやるぞ』という気持ちがある

―疲労感があった中では、高いラインを保ちながらのディフェンスは難しいところもあったのでは?

清水監督「僕たちはF1と対戦する機会もなかなかないですし、練習試合をしようにも周りにFチームがいないのでなかなか難しいといったところもあって、今回高いモチベーションを持って試合に臨めました。また、しばらくFの舞台に帰ってこられない時期もあって反骨心というか、やってやるぞという気持ちは他のチームに負けないものを持っているので、そういう気持ちの部分を選手たちから引っ張り出しながらコントロールしていました。」

―F1との試合に飢えているのは"練習試合も含めて"というお話がありました。なかなか『F1』とのトレーニングマッチは難しい?

清水監督「GWもチャレンジしたんですけど既に埋まってしまっていて…なかなか遠くの地域に遠征するというのがコロナも相まって難しい状況です。

しかし北九州戦を乗り越えたことで、高いレべルで外国人選手もいるチームの強度を味わえたことが今日に繋がっていると思います。

こういう試合ができたからこそ、これからF2で一番上を勝ち取って入れ替え戦に勝利していかないといけません。そういう意味では今回のオーシャンカップは収穫が多かったですね。

それは選手だけでなく、僕も大きかったですね。

僕自身の試合勘だったり、クオリティだったり…僕の成長もクラブの成長に繋がると思っているので。それができた二試合だったかなと思います。

ただ、まだまだすみださんみたいに全日本のタイトルを獲ってるチームの、決め切るところだったりカバー力だったり…そういったところは本当に素晴らしいなと感じました。」

オーシャンカップでは、色んな監督の考え方や戦い方に触れることができる

―具体的に、監督が成長を感じられた部分とは?

清水監督「目に見えて分からないですけど、コロナがあって今までは黙って試合をしないといけなかったり、マスクをしてたりするとなかなか指示が通りにくくて…観客も黙って観戦しないといけなかったんですけど今は声援もあって、そういう声援を受けてると自分も前向きになれます。ただ僕の声が通らなかったりということもあるんですけど…(笑)

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