見出し画像

相手の守備を見て「やることを変えた」4-0から4-4の試合に"片を付けた"決勝ゴールの秘密。Fリーグ第17節・シュライカー大阪戦後のバルドラール浦安・ディドゥダ選手コメントほぼ全文

2021年12月5日(日)、岸和田市総合体育館Fリーグ2021-2022 ディビジョン1 第18節 シュライカー大阪×バルドラール浦安戦後の、バルドラール浦安・ディドゥダ選手の独占インタビューです。

▼ 試合の公式記録

4点リードしてのハーフタイムで話し合ったこと

―ナイスゴールでした!

ディドゥダ選手「ありがとうございます」

―まずは試合を振り返っていただけますか?

ディドゥダ選手「前半はすごくいい試合をしたと思うんで・・・。

ハーフタイム開けて、ちょっと後半は、ピンチになったかもしれないですけど・・・。

完全に相手の(ペースの)試合になった。結構苦しい試合になった。

でも、ハーフタイムの時に、みんなでしっかり話をしていたから。

『簡単な試合じゃないぞ』『4-0だけど勘違いしちゃいけない』『相手は強いから』・・・と。

結局、後半に、相手はかなり強いことを見せてきたから、自分達はびっくりして、4失点してしまって・・・。試合がすごくきつくなってしまった。

残り時間ない中で決めることができたから、試合には勝ちましたが、すごくきつかった試合でした」

前半、浦安がペースを掴んだ要因は?

―前半、浦安が4点取れたのはどのあたりが良かったと思いますか?

ディドゥダ選手「みんなで試合に勝ちに行くっていう気持ちを見せたと思います。

パス回しとか、セットプレーの部分も含めて結構いいチャンスを作ったので。

まぁ、あと・・・シュウヤ(41.東出 脩椰)かな?セグンド(ファーポスト)にシュートを打って、相手に当たってゴールになったから・・・。

オウンゴールになったのは運もあったかもしれないけど。前半通して、

フットサルをしっかり見せることができました」

後半、大阪のパワープレーに苦しんだのは何故?

―後半、大阪はキーパーが上がってきてのパワープレーをして、そこから浦安が苦戦する形になったと思いますが、そのあたりはいかがでしたか?

ディドゥダ選手「そうですね。パワープレーとしては、守備の部分は練習が少ない。守備の練習をしてるんですけども、(少ないので)パワープレーのディフェンスはピンチになったと思います。

これからはもっとパワープレーの守備の練習をしないといけないと思います。監督もそれを分かっているから、さっき(のミーティングで)もそういうことを言っていたので。

結構、パワープレーされた時に、ディフェンスはしずらかったです」

勝ち出したことで浮かび上がった、新たな課題

―パワープレーの練習はいま、少ないんですか?

ディドゥダ選手「まぁ・・・そうですね・・・。少ないというか・・・

浦安は今まではそんなに試合に勝っているわけではないですよね?

だから、守備のパワープレー(の練習)はあまりしていなかった。

逆に、攻撃の方はすごくうまいんですけど。

だからこれからは、もっと守備の練習しないといけない。監督にも伝えました。

―いまの浦安は強いから、パワープレーの守備の練習も必要ですね?

ディドゥダ選手「まぁ、そうですね。

強くなったのはすごく良かったので、しましょう。守備の練習」

後半、失点を重ねていく時間帯に出場がなかった理由

―この後半、大阪が4ゴールをあげていく時間帯、ディドゥダ選手はあまり出ていなかった気がしますが?

ディドゥダ選手「まぁ、そうですね。あの・・・

イエローカードをもらったので。今3枚もらってるのと、プラス、退場は監督が『して欲しくない』と言われたので・・・。

『そんなに使わないよ』と言われました。

ちょっと(退場の)怖さあったので、その部分は出場が少なくなりました」

滝田選手とのアドリブだった?決勝ゴール振り返り


―最後の得点のシーンのお話をお聞きしたのですが‥‥。その直前に浦安がタイムアウトを取ったので、ミーティングがあったと思うんですけども、そのことを踏まえて、ゴールシーンを振り返ってもらえますか?

ディドゥダ選手「ベンチで話をして『これをやりましょう』という話をしましたが・・・

結構、相手がゴールの近くを絞ったから、僕は滝田を見て前に走っていきました。

滝田はボールを出してくれたから、どんなボールが欲しいか、わかったのだと思います。

シュートは好きだから。強いキックも蹴れますし。

でも(タイムアウトのミーティングで話したことと)やることは全然違いました。

自分と滝田は、相手が結構下がったのを見たので・・・

あのシーンは(やることを)いきなり変えました。

前にスペースがあったので、相手が首を振る時に、そのタイミングで僕は(シュートを内に)前に行きました」

―そこに滝田さんからう良いボールが来た?

ディドゥダ選手「良いパスもらいましたね(笑)」

―滝田さん、良いパサーですもんね?

ディドゥダ選手「いやー、いつも良いパスもらっていますね。

あの選手は、良いパサーです」

チーム好調の要因。不調の時との違い

―浦安は、結果が出なくて苦しんだ時期もあったと思いますが・・・。今調子が良いのは何か原因みたいなのはありますか?

ディドゥダ選手「まぁ、あの・・・、チームの雰囲気はすごく良いですよね。

みんなで冗談を言ったりとか。試合でゴールを決めるとベンチに来て、ハグしたりとかタッチしたりとか・・・。

試合の前も、ロッカーの時も、みんなしっかりコミュニケーションをとっているし。冗談言ったりとか・・・

今すごく雰囲気が良いから。だから、こういう結果は出てくると思います。

若いとかベテランとか、別に歳は関係ないので、後輩も含めてしっかりコミュニケーション取れている。

練習も含めて、『ここもうちょっと強いパスが欲しい』とか『ここもちょっと動いて欲しい』とか・・・

やっぱり、コミュニケーションが出てくる時に、チームの雰囲気が良くなるんじゃないかと僕は思っています」

―苦しんでいる時は雰囲気が悪いと感じる時期もあった?

ディドゥダ選手「それはどこのチームでもあると思います。

やっぱり(負けると)悲しいですし・・・。

まぁうまくこといかないから怒るとか、味方にちょっときつい言葉を言うとか・・・。

まあそれをやめて、苦しい時でもしっかり味方に対して優しく、大事に。みんなチームなんで。同じ夢を守ってるから。

僕もみんなに「良いサポート入りましょう」とすごく言っています。

なので、今はベテランの選手たちも含めて、今はすごく雰囲気が良いです」

文・写真=北谷 仁治

ここから先は

0字
フットサルの専門誌がなくなった今も、取材活動を続けているライターがいます。3人ともライター以外の側面からもフットサルにかかわっているので、幅広い側面からフットサルの話ができると思っています。

Futsal Media Note

¥1,000 / 月

フットサルメディアを運営している三者による共同webマガジン。 発起人のFutsalXの河合拓、PANNA FUTSALの海野伸明、フット…

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは取材費に使わせて頂きます。(_ _)