見出し画像

世界王者のアルゼンチンから、サイドを破って華麗な速攻を決めた、日本のゴールを独自に徹底解説#11

FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021に向けた準備が進んでいます。

8/18(水)にポルトガル(2-3で敗戦)、8/19(木)にベネズエラ(2-2のドロー)と新全試合を終えた日本は、スペインに移動して、8/24(火)、前回ワールドカップ王者のアルゼンチンと対戦。

2点をリードされながらも、第2ピリオドの残り10分25秒、⑤皆本 晃が最後尾でサイドを破ると、⑫室田 祐希の折り返しのこぼれ球を駆け上がった⑤皆本 晃が押し込んで、"世界王者"アルゼンチンのゴールネットを揺らしました。

※背番号は新しいメンバーリストでは、多少変更が入っています。ご注意ください。

今回はこの⑤皆本 晃選手のゴールを、独自に、徹底解説してみます。

『独自に徹底解説』シリーズの11弾目です。前回の記事はコチラです。良かったら、合わせてチェックしてみてください!

『中』と見せて『縦』。アルゼンチンのプレスをすり抜けた⑤皆本 晃の『コントラピエ』

①イゴールのクリアランスから。右サイドの⑧加藤 未渚実につけて、日本の攻撃がスタート。

『細かいこと』ですが、①イゴールも、⑧加藤 未渚実も、最初にパスの出しどころとしてちゃんと『前線』を見ています。

⑧加藤 未渚実は『前線』を狙いながらも、降りてきた逆サイドの⑤皆本 晃へ横パス。

ここにアルゼンチン③アンヘル・クラウディーノがプレス。この寄せ方が『中に来る』ことを『先読み』した寄せ方だと気づいた⑤皆本 晃は『中』(内側)に向けていた体を、足裏トラップでボールを止めた直後に『縦』に転換。

『コントラピエ』と呼ばれる動き(この動きができれば、中にも外にもボールを動かせるので、相手ディフェンダーに的を絞らせにくくなりますネ!)でアルゼンチン③アンヘル・クラウディーノをかわします。

⑤皆本 晃選手の次の『ワンタッチ』も秀逸で、インサイドで"大きく"縦に出すと同時にスピードアップ。中に張って、左足を踏み込んでから対応することになったアルゼンチン③アンヘル・クラウディーノを振り切ります。

ここから先は

1,036字

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは取材費に使わせて頂きます。(_ _)