永井監督が語った、2点を先行される苦しい展開をひっくり返した要因とは?
5/25(水)、エスフォルタアリーナ八王子にて、Fリーグオーシャンカップ2022が開幕。
F1同士の対決となった、シュライカー大阪×ボルクバレット北九州戦は、トレーニングマッチでも勝利を収めていた、ボルクバレット北九州が先行するも、シュライカー大阪もキーパーを攻撃参加させる『NPP』(ナチュアルパワープレー)に出て、反撃。
6-3で、シュライカー大阪が逆転勝利を収めた。
https://www.fleague.jp/leaguecup/score01.html?gid=77402
以降は、シュライカー大阪・永井 義文監督インタビューです。
トレーニングマッチでも敗れていた"強い"ボルクバレット北九州に対し、15分のスカウティング後に取った対応とは?
―試合振り返っていかがでしたでしょうか?
永井 義文監督「やっぱり北九州は強いチームやな、っていうのが、改めて感じた試合でしたね。
立ち上がりから、彼らに流れを持っていかれてしまったので。
定位置の攻守、セットプレー共に質が高いチームやな、っていうのは感じました。
その中でも、自分たちが、今の彼らに対して対応・対抗できたことが、勝利につながったかなと思うので。
狙い通りの、自分たちの対応と言うか・・・、戦いっていうのを、失点後してくれた選手たちが、素晴らしかったな思います」
―具体的に、今日、北九州に対して対応できた部分っていうのは、どんなところですか?
永井 義文監督「戦い方を変えるというところですね。
ほぼ数的同数の形で、質的に・・・、質的にっていうのは1対1で・・・、ですね。その質的に優位性を出せるか。
ボールを前進させて、ボールをゴールに入れることができるか、っていう算段だったんですけど。
守備でもその優位性を出して、ボールを前進させなかったり、ボールを奪ったりとか、4対4の質的な優位性で上回られるだろう・・・、っていうところからスタートしたんですが・・・。
やっぱり、彼ら・・・、北九州がすごかったですね。
本質的な優位性っていうのは、生むことができなかった15分だったので・・・。
15分、質的な優位性を出せずに、0-2というスコアだったので。
じゃあ残りの25分っていうのは、まずの数の優位から入ろうということで、キーパーを入れて、数の優位性を出して、5対4からオープニングをして・・・。
5対4でオープニングするということは、必ず一人は開いてるわけですから、そこにボールをつければ、位置の優位性はあると思うので。
位置の優位性を保った状態から、4対4をまたスタートすると・・・。
その位置の優位性を出したところからだと、彼らに対して、質でも位置でも上回った状態でスタートできるので。
その分、質を発揮できる。
それを繰り返しやって、それで(ゴールを)こじ開ることができた。
早い決断で良かったな、っていう風に思います」
矢内 大介と高見 政顕。2人の守護神の起用法
―今日、先発キーパーは矢内選手でしたが、いま、キーパーをあげて数的有利を作るときっていうのは、高見さんが入る感じになっている?
永井 義文監督「ダイスケ(矢内 大介)のキャラクタは、ゴールの下で失点を少なくしてゴールを守るっていうキャラクター、彼の良さで・・・。
高見は攻撃ができてっていうのが、彼らのそれぞれの良さ。
それぞれの良さを理解して、相手のかみ合わせを考えて、あとは代表行って4連戦してるので、その疲労度とか・・・。
使ってケガされても、リーグ戦もあるし・・・。
でも勝たないと行けないし。そういう色んなバランスを見た時に、ミナミ(加藤 未渚実)や高見は、最初はコントロールして、質で上回れるならそのまま行ったし・・・。
質で上回れなかったから、彼らを投入したって感じですね」
初対決!元シュライカーのチアゴも加入した、しながわシティ戦に向けて
―明日は、しながわ戦ですが、しながわとの対戦はこれまでありますか?
永井 義文監督「ないですね」
―(対戦が)楽しみなチームではないですか?
永井 義文監督「楽しみですね。
すごいこの近年で、飛躍的に力を伸ばしているチームですし。
入替戦こそ負けましたけど、しながわのゲームだったと思うし。
リーグも2年連続優勝している。
力を持っているし、外国人もいるし・・・」
―(元シュライカーの)チアゴも入りました。
永井 義文監督「チアゴもいるし・・・。
北九州よりか、4対4の中で質的優位に生まれる可能性というのは低いかな、と考えています。
おそらくじゃあ、残りの25分やった戦い方というのは機能するかしないか、っていうのが、勝敗のカギかな思ってます。
映像を見てみて、ちょっと違うかったら、もしかしたら今日のようなスタートの方法を取るかもかもしれないし、分かんないですけど。
失点シーンも、自分も常にピッチを見てるわけではないので。
もう一回映像を見て、明日どうやって戦うか決めたいと思います」
取材・文・写真:北谷 仁治
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