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シュライカー大阪・前鈍内 マティアス エルナンに訊く、アルゼンチンのフットボール事情。シュートが得意になるまで

今季、アグレミーナ浜松からシュライカー大阪に移籍してきた、前鈍内 マティアス エルナン。名古屋オーシャンズで数々のタイトルを獲得。度重なるケガや手術にもめげず、不屈の精神で、そのたびに復帰してこそ「今がある」と言う。そうして、フットサル日本代表にも上り詰めた"マティ"に、アルゼンチンのフットボール事情や、シュートが自分の武器となるまでの経緯などについて、聞いた。

 まずは、一問一答(動画)から。最後に『サポーターへのメッセージ』もあります。

 今後も週1回ペースで、シュライカー大阪の全選手を取材予定ですので、お楽しみに。定期購読いただければ、月額料金で、全記事を読んでいただけるので、オススメです。(^^)

――出身はアルゼンチンということですが、何歳までアルゼンチンに居ましたか?

マティ 中学2年までアルゼンチンで、中学3年から日本(埼玉)です。

――サッカーはいつから?

マティ 最初は体操をやっていました。サッカー始めたのは遅かったです。8才から。アルゼンチンでは小さなコートで6対6(※)を行うバービーサッカー(バービーフットボール)というフットサルのようなスポーツがあります。それをやっていました。平日練習して、毎週末、試合がありました。サッカーも並行してやっていて、サッカーも平日練習して、日曜は毎週試合でした。

※マティアス選手によると、年齢によってピッチ上の人数が変わるようです。11歳以下は「6vs6」、12歳以降は「5vs5」で行うようです。

――たいへんそうですね・・・。練習が重なった時はどうするんですか?

マティ かぶっていたら、学校に行って、午後はサッカー(の練習)。そのまま、もう1個のチームでバビー(の練習)・・・。という感じです。

バビーでは、いまマンチェスターユナイテッドに居るセルヒオ・アグエロや、ベンフィカのエドゥアルド・サルビオと同じチームでした。

――ブラジルでは子どものころ、フットサルから始めるという話を聞きますが、アルゼンチンではどんな感じなのでしょう?

マティ 僕みたいに同時にやっている子が多くて、サッカーだけの子は少ない。サッカーやってる子は両方やっている子が多いです。

(サッカーの)クラブチームに入るのにはテストもあり、受からないと、入れません。バービーはやりたければ、誰でも入れるので。

去年、アルゼンチンに8年ぶりに帰ったんですが、子どもたちの試合を観て、鳥肌が立ちました。

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