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プラモデルのすゝめ

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模型専門誌での編集経験をもとに、模型に関する知識や楽しみ方、オススメのキットなどを記した記事をまとめたマガジン。 最近模型を作り始めた方、模型づくりにマンネリを感じている方と、模…
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2022年6月の記事一覧

組立工程からモチーフを楽めるプラキットシリーズ「PLAMAX minimum factory」シリーズ【プラモデルのすゝめ】

たまにお仕事もしているホビーについて、商品だったりオススメ工具、塗料の使い方についてなど、ざっくばらんに紹介している「プラモデルのすゝめ」。 今回はマックスファクトリーさんの「PLAMAX」について。 調べるとグッドスマイルカンパニーさんのサイトに繋がっちゃうんですけど、れっきとしたマックスファクトリーさんの商品。 販売をグッスマさんが請け負っているからなんですね。「figma」もそうです。 PLAMAXはスタートして約8年と、まだまだ歴史の浅いシリーズなんですけど、気づ

水は“使えない”が最重要キーワード【プラモデルのすゝめ】

この記事を書くにあたって、改めてメーカーのサイトを確認したら「水で希釈可能」って書いてあってここ最近で一番驚いたのですが…水性ホビーカラーに「水は使えない」と思ってください。 希釈なんてもってのほか。掃除にも使わないでください。 メーカーが使えると言ってしまっているので大々的に「嘘」とは言えないですし、それに近い効果を得られたりすることがあるのは事実なので、「水が使えることを期待しないでください」というのが正しい表現なのかもしれません。 ここまで豪語できるのは、水性ホビ

プラモデルの“可能性”を体感できる「Figure-riseLABO」シリーズの話【プラモデルのすゝめ】

このキットを覚えているでしょうか。 BANDAI SPIRITS ホビー事業部が「Figure-riseLABO」という新シリーズの第一弾として、2018年6月にリリースされた「ホシノ・フミナ」です。 こちらはガンプラなどと同じ“プラモデル”、つまり、ランナーにくっついたパーツを切って貼って完成させる必要があります。 有機的なラインを苦手とするプラスチックキットで女の子なんて、ひと昔前なら正気の沙汰じゃなかったのですが、この時期より少し前からコトブキヤのフレームアームズ