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【戦い方】の重要性と考え方 〜戦略と戦術〜

【勝負の世界】で戦うには必要不可欠なモノがいくつかあります。
“心” “技術力” “体力” “仲間” “武器”…etc
そして今回のテーマである“戦い方”です。

いかに優れた武器を持っていても、力や能力があっても、数的優位であっても、気持ちが強くても、“戦い方”を誤れば《勝負に勝つ》ことは難しくなります。
逆に“戦い方”次第では格下が格上に勝つチャンスを掴む事も出来ます!
そして、お互いのレベルが拮抗していれば尚更“戦い方”は重要な要素となります。

「どの様に戦うのか?」
「どうやって戦うのか?」
「勝つ為に何をするのか?」
そこに《勝負に勝つ》為の鍵が隠されています。

この“戦い方”の中にあるのが「戦略」と「戦術」です。

では、「戦略」と「戦術」はどう違うのか?
その違いやそれぞれの考え方を整理していきましょう。


ーーーーーーー 戦 略 ーーーーーーー

「戦略(英: strategy)とは、一般的に特定の目的を達成するために長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術、科学である」(wikipedia)

まず、「戦略」をわかりやすく言うならば、目的を達成する為の“シナリオ”です。
サッカーの試合で言うと、試合開始(又は、試合が始まる前)から試合終了までの長期的な時間の中で、「目的(試合に勝つなど)」を達成する為の“方向性(シナリオ)”です。

つまり、
どの様に攻め、守り、試合を運んでいくのか?」
チームとしての戦い方の方向性を明確に示す事です。


ーーーーーーー 戦 術 ーーーーーーー

「戦術(英: Tactics)とは、作戦・戦闘において任務達成のために部隊・物資を効果的に配置・移動して戦闘力を運用する術である」(wikipedia)

次に、「戦術」をわかりやすく言えば、作戦を成功に導く為の“方法・手段”です。
サッカーでは、数多くの戦術が生み出されており、その全てが、作戦の成果を上げる為の具体的な“方法や手段”です。

つまり、
「攻め、守り、ボールを奪う為に何をするのか?」
チームとして、より《具体的なカタチ》を示す事です。


以上が「戦略」と「戦術」の違いと考え方ですが、この2つの間にはもう一つ「作戦」というキーワードが隠れています。

ーーーーーーー 作 戦 ーーーーーーー

作戦(英: operations)とは、戦いを進めてゆく上でのはかりごと。競技、事業、経営 等々における計画やその実施を指す場合もある。(wikipedia)

「作戦」をわかりやすく言えば、戦略を実現する為の“プロジェクト”です。
サッカーの試合で自分たちの思い描いたシナリオ通りに進める為の“計画”です。

つまり、
どうやって攻め、守り、ボールを奪い、試合をコントロールするのか?」
チームを正しい方向へと導く事です。

これら3つの要素が組み合わさり“戦い方”と成ります。


“戦い方のピラミッド”


「戦略」目的を達成する為の“シナリオ”
「作戦」戦略を実現する為の“プロジェクト”
「戦術」作戦を成功に導く為の“方法・手段”
この3つのキーワードでピラミッドを成形し、“戦い方”を明確化していきましょう。

その上には『目標:目印となるもの』や『目的:目指す事柄』そして『ビジョン:理想像』が存在し、さらにその先の頂点には『組織の理念:根本的な考え方』が君臨します。
しっかりとチーム・組織の方向性を見据えた上での“戦い方のピラミッド”を作る事がより強固な力を生み出します。

ただし、この“戦い方のピラミッド”を考える上で忘れてはいけないのが、『人』です。
『人』が集まってこその“チーム”であり、『対戦相手』がいてこその“戦い”である事を決して忘れてはいけません。
※「やりたい戦略・作戦・戦術」が先行してしまっては上手くいかない事が多い。
『自分』や『仲間』の技術力・体力・武器・信頼関係・意思(意志)の疎通などの「チーム力」となる要素を見極めて、どんな“戦い方”が適しているのか?を見つけ、時には『対戦相手』をスカウティングし、“戦い方”を変えるなど状況に応じて対応する事も《勝負に勝つ》為には大切です。

『人』の成長が“戦い方”の幅を広げる。

“戦い方”の可能性は無限大にありますが、その幅を広げるには『人』の成長が不可欠です。
『人』が育つ事によって、より柔軟で力強い“戦い方”ができる様になり、チームを勝利に近づけるでしょう☆

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