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FaVoのあいつの話と、春からの自分の話

都内の農業サークル、学生団体FaVoの同期の話。

FaVoの活動をしてる時、協賛しますっていうお話が何回かあった。

学生団体とかサークルって常にお金がないので、多分どこの学生団体も同じような営業があるんだと思う。そして、そういう協賛をもらえるってのは、資金難な学生にとっては本当にありがたいことだと思う。


けど、うちの財務担当であるあいつは受けなかった。


リスクやタスクがないなら、もらってもいいけれども、大抵の協賛には拡散などのなんらかの条件があって、それは別に本当にやりたいことではなかったから。

いや、営業担当の人が可愛い人の時は受けた。



なんにしても判断基準が単純明快。

”わくわくするかどうか”と”可愛い人かどうか”


パッと見るとしょうもないんだけれど、でも、この判断基準って信頼に値すると思っている。

なぜなら、その基準軸は他人じゃないから。あいつの中に基準軸があって、そして、その基準は共感できるから。


おれらはお金に流されることはなかったし、誰かすごい人が同じようにやってるからやる、というようなこともなかった。

決してお金に余裕があるわけじゃなかったけれど、そうやって自分たちの感覚に従って決めた活動は、どうやってやれば成功するか、常に考えるし工夫する。

そして、なによりそういう人がいう「これ、面白いじゃん、やろうよ」って言葉は信頼できるし、総じてやり切るのだ。




農業界隈の学生って実は卒業後も農業やる人って意外と少ない。

農業や食に関して何かしら問題意識を持って、消費者とエンドユーザーを繋げるパイプ役になるような活動やサービスをしてる人が多いのだ。素敵な職だと思う。そういう人がいないと農作物は売れないし、生産者は食べていけない。

まだまだ、農学部だからと言って農業生産の道に進むのがメジャーの時代ではないのだ。


でも、これから確実に生産者が減っていく中で、改めて農業生産の現場が見直される時期が来ると思っている。と、いうより見直され始めている。


そんな中で、FaVoの同期や先輩は農業生産の現場にいる人が多い。

長野の八ヶ岳や南国の沖縄、香川や山口など。

みんなしっかり足元見て農業やってる。


「百姓はね、100の仕事ができて始めて百姓なんだよ。」

夜は飲みまくるし、車は飛ばすし、農家なのにロックイベントとかしてるけれど、ちゃんと地に足をつけて価値を生み出してる熱い男たちの背中を見てまわってたから。

生産現場のカッコよさや尊さや大地や空の広さを知ってるから。


もちろん、そんなに簡単な仕事ばかりではないけれど、
2〜3年後、必ず今度は彼らが学生を受け入れる側になってる。
それはまた、自分たちと同じように農業に興味のある学生が、生産の現場に足を踏み入れる大きな一歩になる。


「おいしいかくめい」の火はゆっくり確実に広がってる。



浪人していた関係で同期に一年遅れて卒業を迎える自分も、来春やっと生産の現場に入れる。

やりたいのは「うまい飯とそのあとの晩酌の時間を分かち合える空間デザイン」

このことについてはまたnoteかブログで書こうと思う。


九州大分の地で、絶対的自分の中の”わくわく”に生きようと思う。

(可愛い子いたら紹介してください。)



学生団体FaVo
https://favocult.jimdo.com


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