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ザンキゼロ クリア後のあれこれ

※ 激しくネタバレかつ長文なので、未クリアの方はそっ閉じ下さい…
 というか、未プレイの人はザンキゼロ買いましょう…何も読まずに買いましょう!
 Amazonのレビューとかに惑わされると一生に一度の素敵なゲームとの出会いを逃すかもですよ!! ちょっと…いやかなりクセはあるけど!

 このムービー見て面白そうだなと思ったらどこにも迷う理由はないです。きっと期待を裏切りません。

  ダンガンロンパの小高さんのこんな言葉も。。。

 このメモは、ザンキゼロ発売3周年ということで、これまでのクリア後の感想やら謎のやり込みやらを振り返ってまとめたものです。いやぁ、いいゲームだったなぁ…。


「エクステンドマシン11号機」の話 

 一通りクリアした後でSNSとか掲示板を見ていたら、ラスボス(エクステンドテラシマ)戦のマップに出てくる「エクステンドマシン11号機」について、こんな感想を見つけた。

・存在に気付かず、その後の一部セリフが意味不明だった…
・何だったの? → あれは詰み防止のために置かれてる物だろ

 エクステンドマシン11号機は、ラスボス戦で突然電源が入り使えるようになるエクステンドマシン。1人だけ復活させることができ、青年期状態で生まれる。連続で使用はできず、一定時間待つとまた使えるようになる。というもの。

 「そんなのあった?」「確かに何か光ってるなとは思った」…など、気付かなかった人が結構いるようです。確かに、難易度I, IIでは、初見であっても、あの場でエクステンドなんてしなくてもクリアできちゃいます。
 だとすると、テラシマが死ぬ間際の「まさかエクステンドマシン11号機が使えるようになるとは…」という台詞も意味不明ですよね…。

 一方、自分の場合、開発者の想定通りなのか、偶然なのか分からないけど、全く逆、あのエクステンドマシン11号機によって、「ゲーム内で最高のエモさ」を感じていました。一体どういうことか?当時のプレイ状況をメモしておきます。

 さほど強化や育成もせず、難易度IIIで普通にラスボスに到達。何がどうなってんのか良く分からないまま第一形態を突破しましたが、第二形態、エクステンドテラシマ戦の開始時点で、既にパーティーが半壊していました。お約束の展開とはいえ、まさかこのキツさで回復なしセーブなしの連戦かよ。絶望かよ。
 ともかく、まず攻撃パターンだけでも確認を…、と思って遠巻きに様子を見てたら、超範囲攻撃で前衛の2人即死。んなアホな。 え? これ絶対に負けるイベント? それとも何か別のクリア方法が用意されてるとかですか?

 …と思ってマップをぐる~っと逃げ回っていたら、暗闇に光るエクステンドマシンが…! テーテレッテテッテッテー。 1人復活!! …1人だけ? まだあと5人死んでますけど?
 焼け石に水じゃん…、まだ何かあるのかな…と、マップをもう一周。

 十分距離を取りつつ。こんだけ離れてれば範囲攻撃は食らわないだろー、からの、極太レーザーで死。あまりの理不尽さにフフってなった。暗くて、落ちてしまった装備もどこにあるのやら(拾う余裕も無い)、こんなん倒せるのかなぁ…?

 …そこに、再び光ってるエクステンドマシンが。あぁ、これ、一定時間ごとに使えるのか…! 青年期でクローンされて便利なのね…。 でも武器がどっかいっちゃったよ…。 ボスに近付いたらすぐ死んじゃうし…。

 !? …そういうこと!?!?!?

 心の中に残っていた伏線が一気に回収されて、衝撃を受けました。

 ここまでの旅で、生きていくことや、命の大切さみたいなものを感じながらも。
 それとは真逆に、「クローンできるから」と、命を粗末に扱ってきました。パーティの年齢揃えのためにわざと死ぬとか。
 とはいえ、それでも、基本的には、数日は生きて、何かを得て死ぬ、の繰り返しでした。

 でも、この最終局面で、それでも足りない、極限まで命を粗末にしろということか。

 武器を探して拾ってる余裕は無い。けど、青年期だから、クリオネを使える。そして、多少の与ダメージと引き換えに、数回で汚染されて死んじゃう。そもそも近付くだけでも範囲に巻き込まれて死んじゃう。

 …でも、死ぬ速度にエクステンドする速度が追い付いていれば、いつかは勝てる。ステミスカイだ。ここで、自分たちの命を使ってやることになるとは…!

 結局、逃げ回りながら特攻しながらで、10回以上エクステンドしてようやく勝ちました。みんながクリオネ暴走で散っていった。これが正攻法なのかは分からなかったけども、旅の最後に待っていたのは、1分で死んで1分で復活する、命のハイパーインフレ。いやデフレか。

 ということで、はい死んだ、はいエクステンド、何だかもう命のありがたみがほぼゼロに落とされてからの、エンディングへの流れのアレですよ。。。

 当たり前だけど、こんなエクステンドマシンみたいなものが当たり前のように使えることの方がおかしかった。
 ボロっボロ泣きますわこんなん…。

 これプレイする人によって条件が変わるから、え?ラスボスでそんなんなってた人いるの? あの11号機使うの? って感じかもしれないですが。
 ストーリー上のエンディングと並んで、ゲームシステムから語られる終着点、このステミスカイ状態が、自分の中ではもう一つのハイライトだった、というわけでした。

ザンキゼロの良かったところ!

 …挙げればキリがないのですが、「ザンキゼロならでは」だと思う、かつ自分に一番刺さった点、明暗のコントラストと眩暈(めまい)を挙げておきます。

 太陽の光と廃墟の闇のハイコントラスト。深い青の空と海の強烈な明るさと開放感に対して、ダンジョンの暗さと息苦しさ。美しいのに壊れている世界。

 人間の光の面と闇の面。重苦しくて暗い話と、ささやかな希望と明るい話。これらが画面上の明暗とはズレて展開される。明るい青空の下、恐ろしい事実が判明したり、薄暗いダンジョンの中で、希望を見出したり。

 ストーリーがジェットコースターのように進む中、これらの明暗の激しいコントラストが縦糸と横糸として折り重なって襲ってくる。眩暈でクラクラしながら、先へ先へと引き込まれました。ディレクターの菅原さんも、「もろもろのコントラストはまさに表現したかった部分」とおっしゃっており、これはまさに「ザンキゼロ」ならではの体験かと思います。

 ふざけながらもビターなストーリーのコントラストも良かったです。驚きの連続でしっちゃかめっちゃかに話が進んで、終盤は感情がおかしくなっているところ、最後は突然、静かに幕引きが訪れ、みんながそれを受け入れる。「こう終わるのか…」と、もちろんむっちゃ泣けるのですが、何とも言えない、心にぽっかりと穴が空くような、余韻の残る物語でした。

みんなで浸かろうクリオネ沼

 ザンキゼロまだまだ遊びたい! シガバネ集めなんて楽勝でした!

 そんな頭のおかしなザンキ民で局所的に流行していた「クリオネコンプ」をご紹介します。多分この世のどこにも網羅的な攻略情報が存在しないチャレンジです。攻略サイトも、攻略本も、全てが不完全。自分で頑張るしかありません。ここが、プラチナトロフィーの向こう側。たまにはこういうのもいかがでしょう? 全然ニーズないと思いますが。

 ちなみに自分がせっせと集めていた時のツイートをまとめていただいたので、一部はヒントになるかもしれません!

 クリオネ集めは、ザンキ民のお方がやっているのを見て追っかけではじめたのですが、そちらの方も無事コンプできて何よりです。。。

 これからチャレンジする方は、こちらの表も役立つかもしれません! 果たしてニーズはあるのか!

(2021/8/28 追記)なんと… 発売から3年以上経った今でも、やり込み&クリオネコンプを達成した猛者の方が…!! 最後はエイミで若干苦戦していらっしゃったようですが、自分と同じく、特別棟1Fの影男からのドロップのようです。 おめでとうございます!

(2022/4/8 追記)さらにまた一人、クリオネマスターの方が…! マイクは自分もなかなか出なかったです。噴水広場まで敵も多くて、事故るしツライ。
 そして、まるほどう…なるほど耳より情報…、BGM変更が…効くかもしれませんね!? ちなみに自分は徳を積むため、海岸の塩とか鉄くずとか長靴とかを定期的に掃除してました(途中からそういう気分になるんですよ)。 おめでとうございます!!

(2024/7/16 追記)それから更に2年…。ザンキゼロ発売から6周年のこのタイミングで、やっちまった方がまた一人。いや無理やり誘ったんでしょとか言わないで(楽しそうにプレイされていたので、つい…)。
 ポキさんはかなり凄くて、クリオネ集めやってみようかなとツイートされたのが7/13、コンプが7/15です。色々とおかしい(笑) 飲まなきゃやってられなかったご様子もあり、ほんと変な沼に沈めてすみません。でも…良かったですね!!(前向き)

これからもクリオネ沼の普及にいそしんでまいる所存です。

ステミスカイやり込み ~ こんなんクソゲーだクソゲー!

 エクステンドマシンに記録されているトップスコア、18億8646万4517点の「MOA」は真白ユマのスコアだと攻略本に書かれています。最初はこんなん無理ゲー…と思ってましたが、、、それはどうにか超えました。

 ちなみに発売3周年を迎えた現時点の自分のハイスコアは21.9億。寺島博士のハイスコアは22.3億なので、まだ超えることができていません。ぐぬぬ…。

おまけ:霜降りニワトリ肉の取り方

 お困りの方がいらっしゃったので…

おまけその2:ガレキ島同窓会

 2019年7月20日、発売1周年ということで「ザンキゼロ展 ~ガレキ島同窓会~」が開催されていました。しかもクリエイティブディレクターの菅原さんとプロデューサーの寺澤さんのトークショーも! 貴重な機会なのでもちろん行ってきました。楽しかった…。

 トークショーの自分のメモと、ファミ通のレポート記事はこちら。

 この時に急遽開催することになったサイン会で、菅原さん+寺澤さん+キャラクターデザインの中尾さんにサインをいただいた入場券は末代までの家宝とする所存です。

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 歯ごたえのある、遊んで面白い!と思えるゲームを…ということで、システム面で受け入れられる人が狭くなってしまい、若干評価がふるわなかったのがとても惜しいのですが(自分は好きですよコレ)、シナリオ、世界観、雰囲気などなど、最高のゲームの一つだと思っていますので、こんなに嬉しかったことはないですね…!

 ここまでお読みいただいた方でまさか未プレイという方はいらっしゃらないと思いますが、未プレイであれば是非ともプレイすることをおススメします。

 こんな素敵なゲームを世に送り出してくれてありがとう寺澤P&菅原D!

2021年7月5日   @ザンキゼロ発売3周年

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