「ひろがるスカイ!プリキュア」コンプリートブック
「無限にひろがる青い空! キュアスカイ!」
あの最終回から4ヶ月。ファン待望の「ひろがるスカイ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック」が発売された。
アニメイトの棚に見落としそうな感じで挟まれてたコンプリートブックを見つけ、ワクワクしながら手に取った時は「薄くない?」と思ったけど中身はたっぷり97ページ。
描き下ろしイラストやキャラクターコレクション、ストーリー全50話プレイバック、スタッフ・キャストインタビューなど最終回まで完走した内容も大満足。
「アニメージュ」にはなかったプリンセス・エルレイン/キュアノーブルとカイゼリン・アンダークのイラストとキャストインタビューもあり。プリンセス・エルレイン可愛い。もっと出番が見たかったな…
中身がかなり充実してるキャストインタビューでは「えー!? ここアドリブだったの!?」とか「このキャラってこんな事を思いながら演じてたのか」といった驚きがたくさん。ツバサくん役の村瀬さんがソラちゃんの事をツバサくんのお姉さん的存在と思って演じていた事が特に意外だった。ソラちゃん役の関根さんもツバサくんの事をソラちゃんの「なんだか姉弟みたい」と思っていた事もあきらかに。ソラちゃんとツバサくんの関係って同志というか仲間というか友達みたいな関係だと思ってのでキャスト同士は姉弟と思っていたのは意外だった。
あとツバサくんがあげはちゃんの隣にいる時ちょっと背伸びしてる感じ(*個人の感想です)が好き。「子ども扱いしないでください!」って感じだったろうけれど、あげはちゃんはツバサくんの存在を別に子ども扱いしてなくて隣に立つパートナーとして認めてると思う。あげはちゃんは初の成人プリキュアだったけど、精神的にも大人なんだよなあ。
そしてキャストだけじゃなく、プロデューサーやシリーズ構成、音楽などアニメ制作に携わるスタッフの方々のインタビューが載っているのもうれしい。
「こんな事を考えながらこのシーンを作ってたのか」とか「ネットの反応も見てたんだなあ」とここでしか知れない事もたくさん。
「ひろがるスカイ!プリキュア」ってもちろん子ども向け作品なんだけど、大人になった子どもがもう一度見ても気づきがある作品だと思う。あとやっぱり音楽! 勇ましいファンファーレなどトランペット、パーカッション、ホルンなどの音が「ヒーローの世界」観を出していてすごくこだわりが感じられる音楽だったと思う。
残念ながら「ひろがるスカイ!プリキュア」はこれでコンプリートしてしまったけれど、ソラちゃん達の物語はこれからも広がっていくだろうし、今後のプリキュアシリーズで登場するかもしれないし、秋の劇場版に出る事も決まっている。もうひと組のゲストプリキュアがデリシャスパーティ♡プリキュアじゃなくて魔法使いプリキュアなのは驚いたけど…。
またいつかどこかでソラちゃん達に出会える事が楽しみになる、そんな一冊だった。
あなたが読みたいと思ってた文章、書きます。