実践何切る 40

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鳳凰卓東南戦 90-45-0-▲180の完全順位制

打1s
通常であれば筋19牌は相当安全度が高いのですが、直前の5p4枚見えで4455pからのダブル面子落としが否定され変則手の可能性がハネあがります。
9sはチートイツの待ちとして優秀であり、少なくとものみ手のバックで押しが見合う牌ではないと判断します。

放銃率10%程度の牌であればテンパイから押すのは少なくとも局収支上では致命的悪手にはなりにくいです。
通常であれば筋19牌が放銃率10%までいくということはなく、安牌も足りるか分からないので押しの一手になる場面でしょう。

ただ上家はドラ受けターツの45p手出しリーチでかなりきな臭いです。
これだけであれば4455pのダブル面子からの切り出しが疑われ、むしろ「良形率が高いのかな?」と読むところでしょう。
しかし直前で4枚目の5pが見えたことでダブル面子落としが否定されます。

さらには5p4枚見え、5s4枚見えとピンズとソーズが真ん中でスパっと分断されているのもポイントです。順子が構成しづらくなっていますね。
5pが4枚見えた瞬間にチートイツか四暗刻などの変則手可能性がグンと上がったというわけです。

仮に100%チートイツであると仮定すると
待ち候補が東、西、北の字牌3種と筋のソーズ、ピンズあたりでしょうか。
9sはいかにも狙いごろであり、少なくとも放銃率15%程度はあるとみます。
四暗刻系だとしてもマンズと字牌だけで構成されている方が難しそうで、9sは警戒するところです。

ただ100%対子手であるとは言い切れません。
例えば

34578m4578p789s北北

これなら789の三色を見て45p切りになるでしょう。
ただ678の三色も見える手で6789sから6sを切って789に固定するかというと微妙ですね。
9mが自分の目から4枚見えているのもあって789三色をみた面子手の可能性は低く見ていました。

34578m4578p678s北北

678三色ケースの方が自然ですね。
このケースと対子手ケースの割合がどれくらいかは難しいところです。

思考をまとめると、

放銃率10%を超える牌は絶対に止めると決めていた
⬇️
45p手出しかつ直前の5p4枚見えで対子手可能性がハネあがった
⬇️
チートイだとすると9sは放銃率10%を確実に超える牌で、9mも単騎には刺さらないので降りきれる。
のみ手バックごときでは押さない

という流れです。決して一点読みなどという美しいものではないので期待された方は申し訳ありません。

9sを選ばないとNAGAに悪手認定されてしまいます。
上記の読みをいれても押した方がいい可能性は否定できませんが、9sの危険度のバーが全く伸びていないのは楽観的すぎるとみます。
読みに関してはまだまだ人間も豚も負けてないぞと思わされる局面なので取り上げてみました。

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