実践何切る 12

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鳳凰卓東南戦 90-45-0-▲165の完全順位制

打9s
非常にインパクトのある局面です。
立直宣言をすると−1000点で流局してしまいます。
一見打8mでシャンテンを維持してしまいそうですが点数状況的にハネツモ・倍ツモの価値が高く、アンコの9sを落としてメンタンピンに寄せるのがよいとみます。

ダブリー宣言可能なものの四風連打のため流局してしまうという女剣士カナンもびっくりのレアな局面です。
イーシャンテンを維持する打8mがパッと浮かびますが、ここで9sを落としてタンピンに移行する手があります。
ハネマンツモで2着、さらには456の三色がつけば倍ツモでトップまで届きます。1巡目でこの手格好であれば豚の戯言ではないといえるでしょう。

どいーんの愛称で知られる土井泰昭プロがテレビ対局で、一段目の両面リーチのみを曲げずにオタ風の北をアンコ落とししてタンピンに仕上げていたのを思い出しました。通称ピクニック打法。
同じ選択はできそうもありませんが、その対局を見ていたからこそパッと思いついた打牌であるとも言えます。
自分では切り捨ててしまう選択肢でも、引き出しにしまっておくと思わぬところでアハ体験ができるかもしれませんね。

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