「母のつくった弁当を駅のトイレで食べていた」不登校経験者が通学途中で経験した心のなかの戦い【全文公開】
通学途中、駅のトイレで母のつくった弁当を食べていた――。バスに乗って駅に向かい、学校へ行く道中の心の葛藤について、古川寛太さんが語ってくれました。
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冬の通学路が苦痛だった理由。まず、バスの発車時刻が決められていること。1限開始に間に合うためには毎日定刻のバスに乗らなければならない。今日は行けるのかどうかを葛藤している早朝に、明確なリミットを外部から定められていることが、当時とてもストレスだった。これが自転車で行くともうすこし融通が利く。「授業開始時刻」に加