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「世界に希望が残されているとしたら、それは名もなき人々の中にある」〜遊行まであと349日〜

おはようございます。
ふうてんのかよさんです。

昨日、高松から東京に帰ってきまして
夜は東京でSV(スーパーバイザー)トレーニングに出て
そして今日は名古屋へ!

地図で見ると行ったり来たりですね。笑。

でもよく考えたら、人生には
「行ったり来たり」なんてないような気もする。

いつか命が終わる日に向かって、ただ進むのみ。


だから昨日は高松から東京に来て
今日は東京から名古屋へって
なんか無駄じゃない?と言われると

ハテ?無駄とは??
一体何をもって無駄と言えるのか?
人生に無駄なんてないんじゃないだろうか。

なんて頭の片隅で考えたりしています。
(屁理屈w)


それはさておき。
以前にFacebookかどこかでもシェアしたことがあるのですが
昨日また、この言葉に触れたので記録しておきます。

SV(スーパーバイザー)トレーニングで、
堤久美子さんが話してくれた言葉です。

とても素敵な言葉で、大好きで。
パートナーのゆっきーさんは、この言葉で涙していました。(内緒)

「世界に希望が残されているとしたら、それは名もなき人々の中にある」
(『ゲド戦記』の作者ル・グヴィンの言葉)


『ゲド戦記』の翻訳者、清水真砂子さんの
インタビューの中で紹介されている言葉です。

記事は、朝日新聞デジタルで読むことができます。
(無料で読めなかったらごめんなさい)


昨日、私が参加したSVトレーニングとは
スーパーバイザーとしてのトレーニングなのですが。

スーパーバイザーというのはグーグル先生に聞きますと

スーパーバイザー(SV)とは、「管理者」「監督者」「監修者」といった意味を持ち、業務マネジメントに関わる役職

と書いてあります。

私たちの場合は、主にイベント、講座、講演などで
「場を作る人たち」をSVと呼んでいます。

その中でもCSという人がいて、
その人がイベントの総責任者として全責任を取る
という立場をとります。

講師が倒れたら、その人が壇上に立つ、という人。


昨日の、久美子さんからのお話は。

CSというのは目立ってはいけない。
目立っているとしたら(バタバタしているということだから)
仕事していないってことだ、と。

仕事ができていたら、イコール
マネージができているはずだから、

CSはバタバタせず、みんなを適材適所に使って
イベントを何事もなく終えることができる。

だから目立たないのが優秀なCSである。

そしてSVの皆さんは
名もなき人々と言われる人たちかもしれない。

講師として前に立つわけではない、
煌びやかな脚光を浴びるわけでもない

でも、あなたたちがいないとその会は、成り立たないんだ、と。
聞いて。

そうだ。私はそれが好きで
SVチームにいるんだよな〜と改めて思ったのでした。

私の思うSVは「忍者みたいな人」です。
この言葉が好きで、いろんなところで書いています。

上忍とは 音もなく 臭いもなく 智名もなく 勇名もなし
その功 天地造化の如し

伊賀・甲賀に伝わる忍術書「万川集海」という本からの抜粋です。

愛読書(笑)


かっこいい♡

解説を探してみると・・・

上級の忍びは、音もなく、匂いもなく、
智謀を讃えられることも、武勇の誉れもない。
忍びの功績とは、人の仕業には見えず、まるで自然の成り行きでそうなったかのように見えるものだ。

なんだか、無為自然に通じるものがあるような。

あ、だから老子も好きなのね。


さて。横道にそれましたが。
タイトルのル・グヴィンの言葉に戻ると、

「世界に希望が残されているとしたら、それは名もなき人々の中にある」

なんて素敵で力づけられる言葉なんでしょう。
清水真砂子さんはこのように解説をしています。

作者のル・グウィンは「名を成したい、世に出たい」という人の心にある願望や、今の社会で評価される力に疑問符をつけた。力なき者に共感し「世界に希望が残されているとしたら、それは名もなき人々の中にある」と書きました。文化人類学に造詣(ぞうけい)が深い作者が33年かけて物語を紡ぎ、ようやくたどり着いた境地だったと思います。

朝日デジタル「成果主義の世を生きのびるには 弱さは力、「ゲド戦記」から学ぶ人生」


名を成す人は、名を成すでしょうし
世に出る人は、世に出るでしょうけれど

それはただ、その人のお役目、
自分らしく生きた結果、
そうなっただけかもしれません。

そして、
名を成さなくとも
世に出なくとも
自分であることに誇りを持てたら
いいなあと思う今日です。


大好きなバカボンのパパの
大好きなセリフ。


それでいいのだ❣️







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