ジョセフ・ベナーについて
Joseph Sieber Benner (1872-1938) はアメリカの作家、ニューソート(New Thought)の作家で、"Anonymous"(匿名)というペンネームを使用していました。彼は1890年代に地元のYMCAの事務局長として働き、またアクロンのブフテルカレッジで体育館のディレクターも務めていました。彼は1894年にNillie E. Stuverと結婚し、一人娘のMary Joyce Benner McGrathをもうけました。二人ともルーテル教会のメンバーでした。
精神的な作家として、1916年頃に、自分自身をより大きな存在、つまり神の媒体として捧げる傾向に抗うことができなくなったと感じたとされています。彼の著書『The Impersonal Life』には、直接神から記録されたと信じられている言葉が含まれており、1914年7月に初めて出版されました。この本では、クリストが「I AM」と宣言したことは、「すべての人間の内に住む真の霊」を指すと教えています。彼はまた、1920年にオハイオでBennerの教えを中心に結成された「SUN center」というグループの活動にも参加しました。
『The Impersonal Life』は、私たちは皆神と一体であり、神は私たち一人一人に、持続的で信じられる思考によって私たちの経験や現実を創造する力を与えているというニューソートの概念を表現しています。
この本の第一章では、神が私たち一人一人の内にいて、考えや創造をしているという概念を「I AM」というフレーズを繰り返し用いて表現しています。
彼はまた、1931年に出版された『The Way Out』という本を通じて、引き寄せの法則について書いており、この法則は「あなたが考え、意識の中でそうであると保持するものは何でも、あなたの体や事情に表れる」と述べています。
彼の影響は広範に及び、例えばエルビス・プレスリーは『The Impersonal Life』をお気に入りの本の一つと考えていました。エルビスは彼の人生の最後の13年間で、この本の数百部を配布しました。
Bennerの著書には他にも『Christ in You』(1918)、『The Way Beyond』(1931)、『The Way to the Kingdom』(1932)、『The Teacher』(1919/1920頃)、『Brotherhood』(1927)、『Wealth』(1927)などがあります。
日本語訳書籍の紹介
参考サイト
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