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Excelで #REF! エラー?

こんにちは皆さん。Excel使ってますか?

私はあまり詳しいわけではありませんけれど、そこそこExcelもAccessも使ってますよ。だって、会社のPCに入ってるんだから使わなきゃ勿体ないでしょ。それが一番の理由だったりするんですよね。

もうかれこれ20年くらい、Excelで会社の見積書とか請求書を作って、テンプレートとして使い続けているんですが、今回、請求書のテンプレートに新しい機能を盛り込もうということになって、バージョンアップを試みていたんです。

新しい機能というのはナイショ… というか、この話には関係ないので割愛させていただきますが、バージョンアップの過程で、Excelブックのシートをコピーして新しいテンプレートを作成しようとしていたんですね。使わない項目のセルを削除して、新しい機能を追加して、できた! ってことで試しに使ってみたら #REF! ってエラーが数か所のセルに出現!

#REF !エラーは、存在しないセルを参照する数式を実行したときに表示されます。スプレッドシートのセル、列、行を削除した後で、その削除したセル名を含む数式を作成すると、その数式が含まれているセルにエラー値#REF!が返されます。

というサイトを見つけたので、セルの数式を調べてみたのに怪しいところは見つからない。それで、逆にエラーの表示されるセルに新たに空白スペースを入力したセル参照を加えたらエラーが消えたので、しめしめと思って運用を開始したんです。

うまくいったと思って請求書を作成して保存しました。

そしたら経理担当者から、「請求書ファイルにエラーが出てます」ということで気づいたんです。エラーの出ていたセルに文字を記入して保存していたところが、文字が消えて #REF! に。

入力した文字が消えてたら、保存すべき請求書としては具合が悪い。一大事ということで、急遽テンプレートの使用を中止してもらって対策に取り掛かりました。

バージョンアップ途中のファイルをいくつか残していたので、エラーの出たタイミングを遡ってみました。

コピーしたシートで新しい請求書を作って、完成したあとで元のシートを削除したんです。その時から #REF! エラーが出ていました。ということで、元のシートへの参照がエラーの原因のようには思ったのですが、参照しているセルがどうしても見当たらない。

あきらめて最初から作り直しかと考えていた矢先、セルの数式に「セルの名前」を使っている箇所がいくつかあることに気づきました。セルは通常「A1」とか「$A$1」といった指定をしますが、最初に任意のセルに名前を付けていればその名前で指定をすることができるのです。例えばSUM関数で合計したセルに「合計」という名前を付ければ、合計×1.1で10%の消費税込みの金額になる数式ができるわけです。

シートコピーをしたときにセルの名前もコピーされていました。

Excelのメニューからセルの名前一覧を表示してみたら、名前の後ろに #REF! が表示されているものがいくつかありました。これだなと思い、とにかくほぼすべての名前を削除してみました。そしたら…

セルに表示された #REF! は消えませんでしたが、それはエラー表示ではなく単なる文字列が残っただけのもの。1文字ずつ削除すると、あとは無事にエラーが出ることはありませんでした。

数式で参照したセルを削除したことが発見できなかった理由が、セルの名前で記述していたからのようです。今思えばわざわざ名前を付ける必要なんてなかったのに、Excelの使い始めは、いろんな機能を使ってみたくなるものですよね。ご用心、ご用心!!


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