KAMITSUBAKI FES '23、KAMITSUBAKI LABEL、他。
いつも応援してくれてありがとうございます。
KAMITSUBAKI STUDIOプロデューサー、PIEDPIPERです。
まずは先日開催された「KAMITSUBAKI FES '23」にご参加頂いたファンの皆様へ、心から感謝の言葉を述べたいと思います。
この「KAMITSUBAKI FES '23」では、KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー達、シンガーソングライター達と、姉妹プロジェクトであるSINSEKAI STUDIOからのゲストアーティスト達が一堂に会し、音楽を通じてバーチャルとリアルの垣根を超えた素晴らしいライブ体験を皆様にお届けすることができました。
また数年ぶりの声出しでのライブ開催に関しては、関係者一同、感極まる瞬間が何度もあり、僕自身涙があふれることもありました。
それぞれのアーティストがステージで熱い想いを込めてパフォーマンスする姿は、僕達運営スタッフにも大きな感動と希望を与えてくれました。
この成功は、普段応援してくださる皆様のおかげです。お越しいただいた方々、遠くから応援してくださった方々、そして関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
また、このフェスの最後のインフォメーションでは、KAMITSUBAKI STUDIOとSINSEKAI STUDIOが統合し、よりパワーアップした体制で新たな「KAMITSUBAKI LABEL」として生まれ変わる事をお伝えしました。
この統合は両レーベルの強みを生かし、より一層の成長と進化を遂げる為の「ポジティブな取り組み」であることをお伝えしたいと思います。
今後もKAMITSUBAKI LABELは、引き続き新しい音楽 × 物語の取り組みとエンターテイメントを提供してまいりますので、どうぞお楽しみに。
また、新たな体制のもと、さらなる可能性を追求していく所属アーティスト達の活躍にもぜひご期待ください。
心に残る素晴らしい時間を共有できたこと、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。この想いを胸に、KAMITSUBAKI LABELは次のステージへと向かっていきます。
またもう少し僕から説明したい事がありますので、以下に個別に詳細をまとめてみました。
見て頂けたら嬉しいです。
①KAMITSUBAKI STUDIO再編について
今後KAMITSUBAKI STUDIOは
神椿と深脊界の音楽部門を統合した「KAMITSUBAKI LABEL」とIP開発部門を一つにまとめた「KAMITSUBAKI STORY R&D(神椿物語研究開発部)」、
この二つのディヴィジョン(部門)を中心とした構造へと再編していきます。
また「KAMITSUBAKI STORY R&D(神椿物語研究開発部)」に関してなのですが、過去「NBM」という音楽から物語を産んでいく原作開発プロジェクトがありました。※「神椿市建設中。」や「御伽噺」などはその範疇に入ります。
このNBMは実は水面下でずっと続いてきたのですが、並行して進んでいるプロジェクトがかなり増えてしまったので、改めて体制を強化し、いくつかの関連事業をひとつにまとめて正式に部門として可視化し、立ち上げる事にしました。
実は他にもまだ部門はあるのですが、中心となる二部門をまずは説明させて頂きます。
他の部門に関しては後日改めてご報告させて頂きます。
なお再編に関しては7月中を目処に考えています。
移行にあたり様々な業務が発生しますので3ヶ月程度を移行期間で考えています。
②神椿と深脊界を統合する理由について
なぜこの再編をするのか、理由はいくつかあるのですがまず深脊界で準備してきたアーティストやプロジェクトがだいぶ形になってきたという事があります。
当初は「神椿とはカラーが異なるアーティストは深脊界で育成していく」という考えがありました。
例えばVALISのようなアイドル的なグループは「初期の神椿には組み込みずらかった」ことも事実です。
そして時間をかけて各アーティストそれぞれが成長を遂げ、神椿のアーティストと一緒に出演する事にも違和感がなくなった現状を踏まえて、一つのスタジオの中にまとめても「レーベル内レーベル」を分ける事で充分成立するのではないかと考えるに至りました。
もうひとつの理由としては、神椿と深脊界は「統括プロデュース」こそ僕が行ってきましたが組織としては完全に別れていたので連動性が薄く、瞬発力にかける事で今迄どうしても機会損失が起きていた状態にありました。
二つのチームが積極的に連動をする事でより神椿ファンの方々にも深脊界のアーティストを知って頂くきっかけを作りたいと今は考えています。
今回のフェスはそんな想いがあり、積極的なコラボレーションのコーナーを作りました。
また一緒にプロモーションする事で今迄以上に認知を拡げる機会を増やす事も想定している事です。
またSINSEKAI STUDIOは元々、
「THINKR」、「バンダイナムコフィルムワークス」、「pulse」の三社協業で取り組むクリエイティブレーベルだったのですが、この三社での協業は形を変えて続いていく予定です。
公表していないのですが面白い取り組みも水面下でしています。そして深脊界市などの概念はそのままSINSEKAI RECORDでも活かしていくつもりです。
「非常にポジティブな融合」として捉えて頂けたら嬉しいです。
③運命
遂にリリース決定です。出す出す詐欺をし続けてましたが、ここがベストタイミングかなと考えてようやく告知を出せました。
全曲カンザキイオリが手がけ、これが一旦V.W.PにおけるカンザキイオリWorksとしては区切りとなるアルバムです。
最高の楽曲群で構成された「運命」をお楽しみに。
また「運命」以降のV.W.P楽曲は複数のコンポーザーとのコラボレーションにより創っていく予定です。こちらも着実に進んでいます。
④V.I.P
音楽的同位体達によるバーチャルアーティストグループ「V.I.P」が遂に誕生しました。
構想期間としては可不のリリースの直後くらいから考えていたのですが、ようやくお目見え出来ました。
V.I.Pの方でも面白い展開を色々考えていますのでお楽しみに。
⑤LOLUETの加入に関して
今回ご縁があってLOLUETと出会う事が出来ました。非常に才能がある素晴らしいシンガーであり、今迄の神椿にはいないタイプの歌声だと思います。
既に多数のファンに応援されている彼女と神椿が合流する事で面白い化学反応が産まれる事を、今はとても期待しています。
彼女はANARCHIC RECORDの所属となります。
⑥詩道の加入に関して
2019年に行われた神椿U20オーディション企画「神椿市異住定獣課」で詩道とは出会いました。
様々な事情があり、とても時間がかかってしまいましたが今回ようやく運営体制が整い、満を期してのデビューとなりました。
詩道は凄くストイックで真面目で、そして素晴らしい歌声を持っています。彼の活躍を御期待下さい。
詩道はSINSEKAI RECORDの所属となります。
⑦SCOOPに関して
これはまだ「謎」のままでいきたいのですが「ゲームプロジェクト」とだけお伝えしておきます。
⑧御伽噺に関して
「御伽噺」ようやく動画を出せました。時間はとてもかかっていますが着実に進んでいます。
実は御伽噺は非常に難産でして、これまでも何度か作品の構造を作り直してきました。
長年の知人である結城紫雄氏のサポートを経て共同制作形式にしてようやく完成が見えてきました。
そしてまだ明かせないですが「素晴らしい制作布陣」を整えて遂に御伽噺の全貌を明かせる日が近づいています。是非御期待ください。
⑨KAMITSUBAKI FES 2023について
今回フェスという形態を実施してみて改めて気がついた事が色々ありました。
発信する側だけではなく、アーティスト、運営、そしてファンの方々と一緒に作っていくのが「フェス」なんだなと当たり前すぎる事を実感しました。
「声出しライブ」に結果としてなった事も大きかったと思います。
そして事務所としてフェスを作るのと一人のアーティストのワンマンライブを作るのは大きく意味が違って、今の神椿にはこのイベントが本当に必要だったんだなと気がつけました。
ライブを観てるうちに神椿のアーティスト達と出会った頃の事を思い出して、皆とんでもなく成長したなあと、強く感激しました。
本当に夢のようでした。
神椿の子達は勿論「才能の原石」を持っているアーティストばかりです。
でも「才能」、そんな言葉だけで片付けてはいけないとも思っています。
才能の力以上に圧倒的努力の量で、今の彼らは存在していると僕は知っているからです。
そして才能に溺れず努力で最大化した神椿のアーティスト達の楽屋には、最初に会った頃と全然変わらない愛すべき彼らが居た。
「本当の才能」はとても謙虚で優しいのです。
それが実証された事が嬉しくて仕方がなかった日になりました。
フェス、またやりたいですね。
今度は理芽も参加で。
⑩個人としての感想
ここから先は、より僕の個人的な気持ちになります。
花譜とカンザキイオリ、2018年のこの二人との出会いから初期の神椿構想、そしてKAMITSUBAKI STUDIOの立ち上げへと繋がり「いま」があります。
その立ち上げのきっかけとなったカンザキイオリが卒業する事になった時、当たり前ですがやはり全然平気な訳ではなく、正直喪失感がありました。
クリエイターとの出会いと別れは沢山経験してきた自分としても今迄にない感情が沸きました。
自分の話をすると、僕自身はずっと順風満帆だった訳ではなく「上手くいってた時期」は短くて自分の納得のいかない人生をどうにかしたくてずっと足掻いてきた過去があります。
でもその当時はいくら頑張ってもどうにもなりませんでした。
その後カンザキイオリや花譜との出会いがあり、自分の運命は大きく分岐し、いつのまにかスタジオが出来てこんな大きなフェスが出来るところまで発展する事が出来ました。
勿論苦労してきた過去があったからこそ「今」があるとも言えますが、自分にとってはカンザキイオリと一緒に色々なものを産み出せたことは振り返ってみると、きっと奇跡に近い事だったのです。
正直相性が良かったんだと思います。
だからこそ今後同じことが簡単に出来るとも思ってません。
本当にめちゃくちゃ無責任な事を言うと、そういう状況になってしまうならば自分も今の仕事を辞めても良いくらいの気持ちになった時すらありました。
でも冷静になって周りを見回してみると、最高だと心から思えるアーティスト達や僕を信じてくれている素晴らしい運営陣、会社の仲間、クリエイター達が沢山いることを思い出しました。
自分がここまで拡げてしまった「物語」に頑張ってついてきてくれた愛すべき人達のおかげで、つらい時期をなんとか乗り切れた。
なのでこの仲間達の為にも、もう少しだけ頑張ろうと思いました。
そしてカンザキイオリを心から気持ちよく送り出したいと思えるようにもなれました。
それがこの「KAMITSUBAKI FES '23」を形にしたいと強く思った原動力のひとつです。
「KAMITSUBAKI FES '23」でどうしても愛すべきカンザキイオリを皆の前に立たせたかった。
結果としては参加してくれた皆さんの「声援」のおかげで最高の景色を観せてもらえました。
その景色に僕がどれだけ感動したか、多分伝え切れてない気がします。
自分自身の話をすると、あまり「皆」とか「仲間」とか言うのは本当は照れ臭くて苦手です。
実はそこまでコミュニケーションがうまい人間でもないのですが、でもやっぱり観測してくれてる皆さんと仲間達で作り上げた「景色」だと思うので、どうしてもこの言葉しか今は言えなくて。
多用してしまう事を許してください。
改めてお伝えしたい事があります。
カンザキイオリがいなくても、今の仲間達と共に最高のスタジオを創り上げる。
その為には改めて初心に戻り、今自分がやるべきことを実現出来る体制へと神椿を再編する。
それが僕自身を救ってくれた「彼」に対する最低限の矜持であり、ここまでの活動を見守ってくださった神椿を観測してくれている皆様や所属アーティスト、関係者の方々への今の僕の義務だと思っています。
天才カンザキイオリがいなくても評判を落とさない良い事務所になれるかどうかは、これからの僕と運営チームの頑張り次第です。
そして(たまに間違う事もあるかもしれませんが)
なるべく恥ずかしくない「志を持った運営」
を続けた上で、いつかまたカンザキイオリと「なにか」を共創したいです。
カンザキ君、本当にありがとう。
あなたをあいしてる。
KAMITSUBAKI STUDIOの再編への個人的な想いとしてはこんな感じです。
ちょっと話がずれてしまいましたが「全部繋がっている」という事でごめんなさい。
とても長い文章を読んでくれて感謝です。
いつも応援本当にありがとうございます。
KAMITSUBAKI STUDIOプロデューサー
深化ファウンダー
PIEDPIPER
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