「ちょっと近いが一番たのしい」場所を残す未来
ことしの春過ぎくらいから、私は自分の住む町のエッセイを書く仕事をしていた。東京23区のなかでそれぞれの区に住む人たちが、自分の住んでいる街の風景を綴る企画で、私は「港区」を担当し、その連載が9月で無事に終了した。
それまでの私は旅や移住のメディアで撮影や執筆をしていることもあり、東京の外にばかり目を向けていた。観光地や移住を促進をしている場所には目を引くもスポットがたくさんあるし、最近は歴史や住んでいるひとたちとの交流、観光のためではないその場所で生活している人たちのための