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やぶさめに初挑戦。 その三


弓道は、多くの武道でそうであるように、
礼法を重んじていると思います。

高校、大学と弓道部で弓道をやってきて、
そういう意味で、特に高校では今に伝わる弓道の道(どう)をきちんと学ばせてもらったなぁと感じています。(大学はスポーツ要素が強かった)

長く弓道に携わっている方にとっては
“学生弓道“というジャンルもあるみたいですが、
その中で、きちんと教えてくださった顧問の先生(ご自身も有段者だった)には本当に感謝です。

流鏑馬も、神事で行われる際には、
きっとそういう面が少なからずあるのだと思います。
ペーペーなので詳細は全く分かりませんが、
そのペーペーの想像するところ…なので、
やんわりと読んでいただけるとうれしいです。

どこに通づるか、というと、
やっぱり型かなぁと思っておりまして、
弓道と流鏑馬は違えど、お約束ごとに近しい“型“というものが存在しているんじゃないかと思っています。
(お約束ごとで気持ちを形にしているのでそりゃそうですよね)

今回教えてもらえるのは、
ジャンルで分けるとするならば、スポーツ流鏑馬。

和式馬術を広く誰にでも楽しんでもらえるように、
とはいえ適当なわけではなく、
安全に丁寧に、実戦的な和の乗り方、身体の使い方を教えてもらえました。

そして、
何より

お馬さんと一緒に、
(人馬一体!心もお互いの身体操作も!)


というところをとっても大切にされていると感じます。

つまりですね・・・
いや全然つまらないんですけど、
弓道経験者(ウン十年前だけど)だし、弓に関してはほぼ無意識でいけるっしょ!
とたかをくくっていた私は、
打ちのめされたわけです・・・

お馬さんに乗りながら弓を射るということ。

足が地についていない中で
狙いを定めて弓を引き、射るということ。

・・・そんなことやったことないわけですよね。

つまり、これはもう、全部初めてやること!な訳です。

というか、弓道を知っているからこその足枷の方が多いんじゃないか・・・
と個人的には思うくらいで・・・

前置きが長くなりましたが、
初めて流鏑馬における弓の引き方を教わって
弓道との違いを痛感した印象に残っているベスト4を発表したいと思います。
(私の思う、です)

左が弓道、右がやぶさめ


①足の形
 お馬さんに乗って走っていることを意識したら仁王立ちじゃないよね!
②口わり
 頭に兜被ってたら矢を顔につけられないよね!
③腰
 お馬さんに乗っていることを意識…①と以下同文。
④馬手
 なんかあったら刀も抜くわけですし、親指固定しちゃダメよね!

そりゃそうだ!と目から鱗でした。
なんて実戦的!と、リアルな身体使いを知ることができて、
私、なんだかものすごくワクワクしました。

実戦的、って燃える・・・!


それでも、弓練習はまず馬場の一角で、お馬さんには乗らずに行うので、
弓道との違いに驚きつつも、
ふむふむ、こんな感じかな〜なんて余裕気味にこなしていた私。

1時間後、その伸びたお鼻をへし折られるわけです…

次回、いよいよお馬さんに乗りながら、
やっっっっっっと
初・やぶさめです!!

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