手持ち花火 新しいたのしみ方
「花火って、ただ光を見るだけだからつまらないじゃん。」
一昨日、いっしょに手持ち花火をした子供がそんなことを言ってました。
いざ花火やるぞ!ってときになんてこと言うの。
最近のクソガキは冷めてますね。
でも、よく考えてみるとその通りかもしれません。
手持ち花火一本火をつけてみても、なんの驚きもなく、想定通りのきれいな花火。感動は無い。
「おもしろい」と感じるのは新しい現象を発見して、その原因を考えること。つまり学習にあるのだと、考えています。
そこで、こどもが知らないような手持ち花火のふしぎを体験させれば、楽しんでもらえるんじゃないかと考えて、その日は実際に2つ、ふしぎを披露しました
①触れる花火
手持ち花火に火をつけて観察をすると、ゆらゆらと普通の火のような挙動をとる箇所と、火花が出てきては消える箇所の2つに大別できます。
実は、熱いのは火の部分だけで、火花は熱くないのです!
クソガキが持ってる手持ち花火の火花の部分に唐突に手を突っ込めば、冷めてたクソガキも慌てふためくこと間違いなし!
一泡吹かせてやりましょう!
②手持ち花火も生きてる
花火が消えたらすぐバケツに突っ込む人が後を絶ちません。
もったいない!
子供に命の大切さを説く貴重なチャンスを逃してしまっています。
花火が消えた後、静かに手で持ってると、
トクゥン………トクゥン………
と、鼓動のような振動を感じることが出来ます。
これをこどもに持たせて、「花火も生きてるんだよ」と、語りかければ、花火を楽しみつつ、死生観の学習も同時にできます。
と、いうことで、
花火の新しい楽しみ方を解説しました。
最後に一つ忠告です。
もしかしたら火花もちゃんと熱いタイプの花火もあるかもしれません。
子供に体験させる前に、一度自分で試して熱くなかったら体験させるようにしましょう。
メンツを保つためにも。