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日本でビンテージバイクのレースを見る

バイクが好き、古いバイクも好き、動いているところを見てみたい!
どこで見れるんだ?とやきもきしていた過去の自分向けに

※筆者は国内のモータースポーツ初心者で、海外のエアレースばっかり行ってた人間なので、ずっと日本でレースを見たりやってる人から見ると何言ってるんだってなるかもしれませんがご容赦を
関東民なので、それ以外の地域のことはわかりません、、、

※記事に使った写真は、カメラマンエリアじゃないと撮れない写真もあるのでレースに行ったら同じ写真が撮れるわけではないです。

見に行くときの注意点

日本で行われる旧車レースのほとんどは、個人の参加者がお金を払ってやっている草レースなので、入場料はあったとしてもMotoGPやF1のようなショーとしての側面は少ない、自腹で仲間内でレースに出るために集まってレースをしている人がほとんどなため、見学者への温度感は各参加者にによりけりだ。
自分の愛車を多くの人に見てもらいたいというタイプの人もいれば、安くない金額を払ってレースをしに来ているので集中したいというタイプの人もいる。
また、予選とレースが同日開催されるためタイムスケジュールに余裕がなく、レースの参加者は見学者の対応をする余裕がない時も多い。

そういう事情があるため、レースの参加者と質問などのやり取りできるかは個人の関係性に依存してしまう面が出てきてしまうし、いろいろと見て回って何度か経験をしないと楽しみ方は見つけにくいかもしれない。

また、上記のような事情から、エントリーリストやタイムスケジュールが確定するのは本当にレースの直前になることが多い。1週間前にエントリーリストが公式サイトに出てこないこともザラなので、慣れないとなにがどうなっているのかわからずやきもきするだろう。
というか私は今でもそこらへんはやきもきしている。
入場方法等もわかりにくいことが多く、ここら辺も見に行くハードルの高さにつながるかなと思う。

MCFAJクラブマンロードレース

戦争が終わって再開されたバイクレースで主役だったノートン・マンクス、イギリスのバイクで500cc単気筒という今ではあまり見かけないサイズのバイク、イタリアと日本メーカーの多気筒
高出力競争で優勝争いはできなくなったが貴重なプライベーター向けのバイクとして1970年代までGPに活躍した歴史あるレーシングバイク、フェザーベッドフレームと言われた当時としては高剛性でハンドリングの良かったダブルクレードルフレームはカワサキZ1等のお手本にもなる。

日本で見やすい旧車レースというと個人的には筑波と富士で年3戦行われている、MCFAJ(全日本モーターサイクルクラブ連盟)主催のクラブマンロードレースのLOCクラスが比較的頻度とボリュームがあって良いかなと思っている。
クラブマンは自動車クラブやオートバイクラブなど自動車関係のクラブ活動を行う人の総称で、クラブマンレースはそういったメンバーによるアマチュアレースのことを指す。
クラブマンレースというだけあって、たくさんの種類のバイクが出場しており現行のスーパースポーツから、戦前のクラシックバイクまで様々だ。
旧車バイクのレースを見たいのであれば、COTTが125cc以下の軽量級レーサーのクラス LOCが125cc以上のクラスで、AVCCがアメリカンバイクのクラスと思ってもらえれば(AVCCは比較的新しいハーレーのクラスもあるようだけど詳しくは公式サイトのカテゴリを見てほしい)

MCFAJのクラブマンロードレースは毎年春、初夏、秋頃に行われて
春と秋が筑波サーキット、初夏に富士スピードウェイで行われているようだ。

LOCのライトウェイトクラスに参戦しているCB93 ホンダの初期のスポーツバイクの一つでCB72の弟分的ポジション、このころの本田に特徴的な長いレーシングタンクがカッコ良い
ホンダ C200改造レーサーらしい、ライトウェイトクラスは現在のバイクでは見られないスレンダーな佇まいが美しいバイクが多くて大好き
こちらもホンダのCB93 こちらは比較的市販車状態に近い燃料タンクを使っているみたいで、オーナーごとの好みで行われるマシンの改造を見るのも魅力的
LOCのヘビーウェイトクラスに出場する46worksさんのBMW R75/5 カスタムバイクビルダーとして有名な46works製のカフェレーサーで、安定した強さを誇っている。OHVボクサーが好きなので僕も好き
LOCクラスに出場していた ヤマハ TD-3 250ccレーサーとして、プロレーサーの最初の一台によく使われたマシンだそうで、80年代前半に活躍した多くのプロライダーを育てた一台。またGPレースが4ストから2ストに移行していった時期の牽引役の一台でもある。
AVCCクラスに出場していたビンテージのインディアン、ハンドシフト時代のバイクなのはわかるけど、僕はアメリカンバイク全然知らないので詳細は分からず。

サイドウェイトロフィー

ヴィンセント ラパイドD ヴィンセントの再末期モデル。ヨーロピアン Vツイン大好き

和製グッドウッドを目指しているサイドウェイトロフィー、よりクラシカルな雰囲気を楽しみたいならクラブマンレースよりもおすすめで、出場するマシンもよりノーマルに近い状態が多い。千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで毎年二回開催されていて、おおむね5月と11月の最終日曜日に開催されている。例のごとくこちらも直前までエントリーリストは確定されないし、チケットも事前予約はメールで連絡しておき当日現地で購入する必要がある。
また、レースイベントとしては珍しくドレスコードが推奨されていて
古き良きオールドファッションでの観戦が推奨されている。


ノートンモデル 18の初期型 貴重な戦前のバイクが見れるのもサイドウェイトロフィーの魅力
マチレス G50 先述のノートンマンクスのライバル的な存在、こちらはノートンマンクス以上にワークスというよりもプライベーターマシンとしての存在感が強い。
サイドウェイトロフィーは4輪も同時開催されているのでこのような名車を見ることも

飛行機とか好きな人