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杜という和語

今日の稽古が中止(私には延期)になって、
ハタと気が付きました。
日程が重なって、
行けないと思ってたもう一つが目に入ってきました。

押田さんの記事で見て、
残念だ、
行けないと思ったイベントです。
社会と心の平和という言葉が良いなぁ。


急遽、行ける!と分かって、
おむすびを四つも持って出掛け眞した。

梅干し入りです。

あら、古いオクラが冷蔵庫にあった!
お浸しにしましたが、
持って出るのはやめました。
何処で食べられるか分からないからです。

会場は参宮橋の、
オリンピック青少年センターでした。

大きな木のある所は気持ちが良い。
能登の震災復興支援の再生工事に、
1月から毎月行かれていたそうです。

今回の講演会は、
先月に大地の再生学会が発足し、
今月、一般社団法人杜の財団が発足する今、
急遽開催されたそうです。

杜の財団について、
杜というのは、

古来私たちの先祖が
森の神に祈りを捧げ
この場を傷めず穢さず
大事に使わせてください
と誓いを込めて紐を張った場に
漢字の「杜」をあて、
「もり」と呼んだ和語

矢野さんから前にも聞きましたが、
日本人の優れた感性だと思います。

久しぶりに矢野さんを見かけて、
イノシシが掘り起こしている件を報告しました。
固くなった所のガス抜きですと言われました。
(予想通りでやっぱりなぁ)

中央園芸の押田さんにもお会いして、
寄居のお話しをお聞きできました。
日高でもと思うのですが、
やはり、何人かの核になる人々がいないと難しいとのことでした。

最初の講演は、
都立大学名誉教授の岸信行先生。
風土について、
今までは神の居るところは天上で、
人とは垂直関係と思われていたけれど、
特に沖縄の言葉を見てゆくと、
神は水平方向から来るものだったのではないか?と言うお話しでした。
来月は、奄美へ行く私には、
なにやら、身に近いお話しでした。

午後の初めは、
新潟大学の農学部准教授の粟生田先生のお話し。
土砂崩れにはコンクリートで固める、
その発想で今日の課題に対応できるのか?
その視点でした。

お二人の大学の先生のお話しは、
大地の再生が学問としても、
定義や観察がなされていると分かる、
本当の大学の授業のようでした。

最後に、
矢野さんが能登の再生工事の様子や、
一般に傾いたら壊して又新しく作れば良いという風潮について、
国立市の小学校の桜の樹を移植した経験から、
外苑の樹々を移植できることや、
部分的な場所だけでなく、
大地、海、空間(何層にもある)などの、
大きな循環の話し、
新しい脈や柵で空気の渦の作り方など、
五時まで話されました。

そこからは質疑応答の時間でしたが、
私は小田原経由で、
東海道本線に乗るので、
退室しました。

指定席を使わなかったので、
浮いたお金で生ビールを飲みました。

頭もフル回転して、
遠い所に来て、
旅をした気分です。

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