不動産の買い時が来るまでにやっておくべきこと

私は2020年までは不動産の売り時ですよ、買う人は今が1番高いですよ、と常々口にしてきました。

ここに来て新型コロナウイルスの蔓延からリセッションが起こり、IMFは、世界経済は下降していると発表しました。

全世界的に外出が抑制されている状況ですから、当たり前といえば当たり前ですが、こうなってくると投資資金の換金処分が始まります。

2020年2月末から3月末にかけて、アメリカ株も日本株も投げ売りされました。

経済が普通の状態であれば、株が下がると債権価格が上昇します。これは株を売った現金をキャッシュで持っておくよりも、少しでも利息の得られてリスクの小さい債権にしておくことで、債権を持っている時間が利益を作ってくれるからです。
そして、リスクオフのムードが高まったところでまた債権を売り、株を買って利益を得ていきます。
つまり、株と債権とは、平時においては逆相関の関係にあると言えます。

この流れは、レアメタルにも言えることです。

しかし、この1ヶ月は株も、債権も、レアメタルも、一気に価値が下がりました。つまり、全ての物が売られ、市場の大半が手元にキャッシュを必要としたということです。

株を信用売買していた場合の追証もあるかもしれませんし、ファンド系であれば顧客からの解約が取り付け騒ぎ的に押し寄せたこともあるかもしれません。

これがウォール街の中だけで起こったただのリセッションであれば、すぐに持ち直すでしょう。

しかし、今回の新型コロナショックは全世界規模での経済縮小のきっかけになってしまったと思います。

こうなってくると、事態が長期化するのは目に見えています。
日本のバブルが崩壊した後、日経平均株価が底を打つのに15年、20000円台に回復するのにさらに15年かかりました。

同様に、今回の混乱は経済縮小の初動に過ぎず、今後10年以上かけて底を打ちに行くと見ています。

長期化すると、現金が必要な人達が現金を調達する手段が「不動産」になる頃合いがやってきます。
特に、いつもは出ないような物件が、市中に有り得ない価格で出回り出すようになります。

その頃には、日本は人口の減少が始まる頃ですから、何も無くても売られていたはずのゴミ物件と、手放したくないのに手放すしかなくなったお宝物件が混在するわけです。

つまり、もしあなたがこれから先、不動産を手に入れようとする場合、どこがいい場所なのか、どういう物件がいい物件なのか、様々な見地を身につけておかなければいけません。
投資利回りがいいからとか、ただ単に繁華街だからとか、表に出やすい情報だけでは不動産を購入したその後の20年で地獄を見ることになりかねません。

不動産を買う時、より良い物件を見定めるために必要な知識の1つが風水の知識です。
風水というと家の中のことばかり言っている書籍が多いですが、本来は地理を見定めるための学問分野です。

チャンスの到来に備えて自らの知識に投資していく。

これから数年は、そのような姿勢が必要になってくると思います。

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