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#ブックカバーチャレンジ その5


#ブックカバーチャレンジ 5冊目

「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアズ(2011年 新潮社)
当時書評で大絶賛を受けていたので購入。めちゃくちゃ面白かった。
その年の8月4日、ジュノ・ディアスと作家の小野正嗣さん、
そして翻訳者の都甲幸治さんによる来日記念シンポジウムがあった。
テーマが「オタク・災害・クレオール」
〜景山民夫先生の「宇宙・愛・そしてお笑い」*1のような三題噺だけど
こちらもとても刺激的で面白かった。
その会場でもらったサインです。
サインをもらっているときに面白かったことを伝えたら、
その時僕が着ていたNEW ORDERの”MOVEMENT”Tシャツ*2を見て
ありがとう、クールなTシャツだねと反応してくれました。
この後、サマーソニックでPILとポップグループを見たことは、
沈鬱だった2011年夏の明るい思い出です。

*1 「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」の名作ネタ。
YOUTUBEに上がっているけど、本当にひどい(褒め言葉)。
当時”幸福の科学”騒動の渦中にいた景山民夫さんを、
あっさりバラエティに出してネタにするビートたけし。
ナンシー関がかつて書いていた通り、NGだった人をテレビに復帰させるのが本当に上手い。
景山民夫さんだとバブル期のテレビ局の裏側とハードボイルドをミックスさせた「トラブルバスター」シリーズがやっぱり最高です。

*2 NEW ORDERのデビュー作にして一番微妙な存在である”MOVEMENT”
このTシャツ、同じ年に公開されたエドガー・ライト監督の映画
「スコット・ピルグリムvs.邪悪な元カレ軍団」の衣装に出てきて
大笑いしたのですぐ購入しました。この映画も「オスカー・ワオ」に通じるところがあると
思う。ちなみにまだ大切に着ています。

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