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”無かったこと”にしたいこと

”無かったことにしたいこと”はたくさんある。
チョー恥ずかしい失敗や、大勢の前でさらした失態、今ならネタにできるものもあるけど、
誰かを傷つけたことや、悲しませたこと、失望させたこと、裏切ったこととか、重いものも。
相手は忘れてるかもしれないし、そもそも気にしてないかもしれないけど、自分の中に湧いた罪悪感は消えないし、
誰も覚えてなくても、自分が覚えてる。
自分が認定した失敗は消えない。
感情は見えないけど、浮かんだものは、
”無かったことにしたい”ものほど無くならない。
内側に溜まっていく。

だから、人から褒められても
「そんな褒められるような人間じゃないんだよな、、」って受け取れないし、自分自身を認められなかったりする。

人間完璧じゃない、良いところも悪いところもあって矛盾だらけだってわかってるけど、
真っ白なおろしたてのTシャツにぽつんと飛んだコーヒーの染みみたいに気になる(白Tどころかほぼネズミ色で染みだらけのくせに気になるんだよ)

欠点をなくすように、隠すようにと学んだからかもしれない。白黒思考、ジャッジグセがあるからかもしれない。
過去の失敗が気になる性格も(たぶん)治らない。

それを”愛する”とか、ポジティブに変換できないし、
”許す”のは相手がすることで、自分が許すのは違和感がある。
だからせめて、”無かったことにする”のはやめようと思う。

「あなたもワタシも、素晴らしい存在なのです」
なんて言えないけど、でも”居てもいい”。
欠点もあっていい。失敗も汚点もあっていい。
まだ純粋な気持ちで言い切れるわけじゃないけど、
「あってもいい」って言おうと思う。  おしまい


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