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第67回富山デュエマコンプオフ鐘紡CS 優勝 零龍墓地ソースの紹介

はじめに

あけましておめでとうございます、Bushiです。
このたび長年愛用していた墓地ソースで念願の優勝を飾ることができたため、Twitterでも告知していた通り紹介していきます。

自身のCS初優勝となった赤青覇道に関しては、今は目を瞑ってください。
後日なんらかの形でお話できればと思っています。

戦績:
自身のTwitterから引用

運営してくださったコンプオフ鐘紡店の皆さん、対面された皆さんに改めてお礼を申し上げます。

デッキレシピ

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零龍の挿入箇所が「FORBIDDEN STAR」となっているのは仕様です。「これでもきっと伝わるだろう」と思って通しました。

基本の流れ

墓地を肥やして《暴走龍 5000GT》や《百万超邪 クロスファイア》を始めとした大型クリーチャーでぶん殴る!!!

この考えは変わらず、そこまでの流れにも特別大きな変更点はありません。ただ純粋に墓地を稼ぐための手段が追加されています。
その手段が以下の通りです。

・《復活の儀》による墓地肥やし
・《暗黒鎧 ダースシスK》による墓地肥やし

これらの手段を従来の動きの中に組み込むことによって、これまで以上の速度で墓地を肥やすことが可能となり、3ターン目のGT着地も現実味を帯びたものへ変えることができました。

採用カード解説

《滅亡の起源 零無/零龍》×1

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デッキのメインテーマ
置いておくだけで様々な恩恵を受けられる墓地ソース期待の新星。


上の画像は《零龍》の表示となっていますが、実際はほとんど卍誕することはありません。今の墓地ソースの速度で順当に試合を進めていけば、《手札の儀》を発動させる間も無く試合が終わってしまうからです。

そのような理由からこのデッキにおける《零龍》は、《復活の儀》や《墓地の儀》の効果でGT着地までのサポートを行う潤滑油のような役割を担っています。相手に手札を1枚与えてしまうデメリットはありますが、最近の環境ではGT1枚で相手が詰むことも珍しくないため、多少相手にリソースを与えたとしても最速でGT着地を狙いにいったほうが勝てると考えて採用しました。

また最近頭角を現している零龍ギャスカに対して《手札の儀》の後出しで後述の《ポクタマたま》や《トムライ 丙-三式》をぶつけたり、《破壊の儀》のみを残して相手にカウンターで零龍卍誕を決められるよう圧力をかけたりなど、このカードを採用しているからこそ取ることができる対面もあると考えています。

《暗黒鎧 ザロスト》×4

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労働基準法なんてなんのその
あらゆるゾーン
を縦横無尽に駆け回るこのデッキの過労死候補。

事前に墓地へ落としておき、次ターンの開始時に《復活の儀》を達成させます。

《復活の儀》を達成させるだけならば、以前から採用されている《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》でも可能ですが、この動きでは「3コスト支払って墓地の枚数を1枚増やす」という非常に少ないリターンしか得ることができません。(1打点を生み出せるメリットがありますが、GTが着地してしまえば変わりません)

このカードであればマナコストの支払いを行うことなく《復活の儀》を達成させることが可能であり、デメリットである「シールドをひとつ墓地に置く」という効果もメリットとして機能させることができます。
結果として「0コストで墓地を2枚肥やす」という圧倒的なリターンを得ることが可能となり、これまでの墓地ソースでは実現できなかった速度での墓地肥やしが可能となりました。

また4コストということもあり《撃髄医 スパイナー》のSST効果で蘇生させて、急造のブロッカーとして運用することもできます。
これらの理由から優先的に墓地へ落としておきたいカードです。

《暗黒鎧 ダースシスK》×2

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破格の0マナ3肥やし、別名「黒いフェアリー・ギフト」

先述の《暗黒鎧 ザロスト》をコストとして支払うことで、膨大なアドバンテージを稼ぐことができます。
元々《手札の儀》と《復活の儀》を達成しやすくするために3~4枚の採用を考えていたカードですが、「零龍卍誕の必要性の低下」と「強制蘇生効果による墓地の枚数のブレ」がネックと感じこの枚数に落ち着きました。

代用コストとして自軍を1体破壊することから《破壊の儀》のカウントを1つ進めることができたり、GTが刺さらない対面ではザロストを貴重な1打点に変えたりと細かい動きができるカードとなっています。

《ポクタマたま》&《トムライ 丙-三式》 それぞれ×2

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零龍ギャスカに対する解答札、3分の1を引き当てろ

先程も軽く触れましたが、零龍ギャスカが《手札の儀》を達成した返しのターンにこちら側の《手札の儀》を達成することでカウンターを狙います。
効果終了後はダースシスKのコストとして使うなど、煮るなり焼くなり好きにしてください。

稀に他の墓地活用デッキに対してワンチャンをかけて捲りにいくケースもあるため、これらの存在は常に頭の片隅に置いておくと良いと思います。

よくある質問

記事公開前にTwitterのDMでよく飛んできた質問を取り上げておきます。

Q.《メルゲ否男/「今も我らの願いはただひとつ」》が3枚の理由を教えてください
多色事故が多発すると感じたからです。順当に墓地を肥やすことができれば3~4マナしか貯めずにゲームを決めにいくことが多いため、1枚の多色事故が想像以上に重く響くと感じました。
1ターン目から動ける可能性は減ってしまいますが、今回は安定性を重視してこの枚数配分としています。

Q.不利対面ってなんですか?
旧環境で言えばカリヤドネループや5cジョルマゲドンなど「GTで止めることのできない守り札が大量に採用されている」デッキが辛いです。
墓地メタを貼ってくるデッキも面倒ではありますが、今のカードプールでは極論どのデッキでも墓地メタを貼ることが可能なため、いちいち挙げていたらキリがない感じはあります。
メタすら振り切る速度でGTをお見舞いしてやりましょう。

Q.《暴走龍 5000GT》が刺さらない相手に対して、どのように攻めればいいですか?
《百万超邪 クロスファイア》や《龍装者 バルチュリス》を駆使して、早いターンからプレイヤーを攻撃してください。一度でもクロスファイアの攻撃を通すことができれば、小型獣+バルチュリスで比較的容易にリーサルの打点を用意することができます。

過去記事でもこの内容には少し触れていたりもするため、時間があれば目を通していただければ幸いです。


Q.超GRゾーンの選定理由を教えてください
先述の2種類以外は「GTが着地しても生き残る可能性のあるクリーチャー」という選定理由から選んでいます。《ダラク 丙-二式》の枠は《ヘルエグリゴリ-零式》が間に合わなかったため、やむを得ず妥協して入れました。

30日のCSで判明したことですが、常在型のパンプ効果を持つGRクリーチャーは召喚される直前は元々のパワーの数値であるため、GTが場にいる状態では《鋼ド級 ダテンクウェールB》や《P.R.D. クラッケンバイン》は召喚することができません。

Q.《ドドド・ドーピードープ》が高いです。買いたくありません。
正直無くてもそれなりに戦えると思います。GRの確定枠は先述の墓地メタ2種類だけだと考えているため、残りは最悪《チューチョロ》でもなんとかなると思っています。
もちろんドーピードープやエグリゴリを採用したほうが強いのは言うまでもありません。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
色々と拙い文章ではありましたが、少しでも言いたいことが伝わってくれていれば幸いです。

本日から新殿堂が施行され環境が劇的に変わろうとしていますが、墓地ソースというデッキがこれからの環境でも通用するかどうかはまだまだ不透明な部分が多いです。
しかし既存のGRギミックのほとんどを封殺できる《暴走龍 5000GT》の性能は今の環境でも充分に通用する水準であり、新たな墓地メタが登場するたびにそれらを乗り越えて環境に姿を現すしぶといデッキでもあります。

私自身このデッキについて理解しきれていない部分が未だに存在し、優勝という戦果を挙げたにも関わらず「まだ詰められる」と実感しています。
ここでは紹介を省きますが、Youtubeでは私が優勝する以前からこのデッキについて取り上げている方々もいらっしゃるため、この記事だけではなく様々な方面からの意見を吟味しながら開発が進んでいけば良いと考えています。

今年度のランキングも佳境に差し掛かる今日、墓地ソースが環境に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。
それでは、今年一年もよろしくお願いします!!!

追記

1/11(土)に『いのま団の爆睡Go!』様よりこのデッキの対戦動画がアップロードされました!
本記事では伝えきれなかった実際の動きをバッチリを収録していただいたため、ぜひ記事と合わせてご視聴ください!

2020/01/01 Bushi
2020/01/11 追記

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